. 35mm F2 「伝説」のライカMマウントレンズの魅力とは?サンライズカメラ公式ブログ|中古フィルムカメラとオールドレンズのサンライズカメラが運営するウェブメディア
35mm F2 「伝説」のライカMマウントレンズの魅力とは?サンライズカメラ公式ブログ|中古フィルムカメラとオールドレンズのサンライズカメラが運営するウェブメディア
35mm F2 「伝説」のライカMマウントレンズの魅力とは?サンライズカメラ公式ブログ|中古フィルムカメラとオールドレンズのサンライズカメラが運営するウェブメディア

ズミクロン35mm F2 「伝説」のライカMマウントレンズの魅力とは?

そして、当時、実用としてM型ライカを操っていたユーザーにとっても、焦点距離35mmのレンズはとても身近なものだったのです。 1960年代のプロカメラマンにとって、M型ライカをはじめとするレンジファンダーカメラに取り付けるのは35mmレンズ。 そして、望遠側はニコンの一眼レフでカバー。 広角(準広角)と望遠を、レンジファインダーカメラと一眼レフカメラで使い分けるのが、現役当時のライカの使われ方だったのです。

当時のカメラマンが使っていた組み合わせでライカを使う。 ズミクロン35mm F2をM型ライカに装着することで、そんな楽しみも味わうことが可能です。

M2やM4、M6で使うならズミクロン35mm F2

さらに、 ライカM2やM4、M6といった、ライカM3以外のM型ライカ をこれから中古で手に入れるなら、 ファインダーの視野をフルに使える こともズミクロン35mm F2を選ぶメリットになります。

ライカM2以降のM型ライカのファインダー倍率は基本的に0.72倍。 この倍率は、35mmレンズを装着することを前提に設定されています。 M4-PやM6以降では28mm枠も追加されましたが、ファインダーの基本設計は35mmレンズを基本としたもの。 そのため、M3以外のM型ライカのファインダーは、35mmのレンズを装着したときにこそ、フルにその視野を味わうことが可能となるのです。

Mマウントの35mmレンズならズミクロン35mm F2が最良の選択肢

ですが、35mm F2というレンズのなかでも、 なぜズミクロン35mm F2だけがそこまでおすすめできるのでしょうか?

それは、ズミクロン35mm F2が本物の「ライカレンズ」であるからにほかなりません。 もちろん、MマウントやLマウントの他の焦点距離35mmのレンズも、M型ライカで使うことは物理的に可能。

とくにフィルムカメラにおいては、 写真の出来を左右するのはボディではなくレンズ とされています。 ライカM2に付けようが、M4でもM5でもM6でも、撮影した写真を決定するのは装着するレンズなのです。

もうひとつの理由として、 そもそもライカMマウントの焦点距離35mmのレンズに、実はそこまで選択肢がない ということも挙げられます。

ズミクロン35mm F2のほかには、ズマロン35mm F2.8(Mマウント)とズマロン35mm F3.5(Lマウント)。 そしてズミルックス35mm F1.4。

ズマロン 35mm F2.8

ズミルックス35mm F1.4

ズミクロンに比べるとズマロンは一段格が落ちる印象がありますし、かといってズミルックスは開放が明るすぎて少々特殊なレンズである感があります。 (ただし、ズマロン35mm F2.8の鏡筒はズミクロン35mm F2とほぼ同様のため、作りの良さは初代8枚玉ズミクロンと双璧であることにも言及しておきます)

ズマロンについてはこちら

M型ライカに中古レンズを取り付けるなら、やはりライカ純正レンズ。 そして、ライカ純正レンズのなかでも焦点距離35mmのレンズを選ぶなら、やはりズミクロン35mm F2。

この2つの理由から、M型ライカで焦点距離35mmの中古レンズを選ぶなら、 ズミクロン35mm F2が鉄板の選択肢 であるといえるのです。

ミラーレス一眼カメラでも使えるズミクロン35mm

Mマウントアダプターを使えば各社のフルサイズミラーレス機で存分にレンズの性能を活かすことが可能。 ぜひあなたのミラーレスボディに合ったマウントアダプターで、ズミクロンのポテンシャルを引き出してくださいね。

created by Rinker

2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!

オールドレンズを楽しむのにも最適! 写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!! 1.SONY α7 IV ILCE-7M4K 2024年もやっぱりこれはおすすめ!SONYのミラーレス一眼カメラの王道! 写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品! created by Rinker 2.Nikon Z fc ニコンのミラーレス一眼カメラならこれ! FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン! created by Rinker 3.FUJIFILM X-T30II 操作性抜群!小さく軽いフルサイズミラーレス一眼カメラ ならこちら! どこでも持ち歩ける相棒です。 created by Rinker 富士フイルム(FUJIFILM)

ズミクロン35mm F2 各レンズ解説

【第一世代/1st】ズミクロン35mm F2(8枚玉) レンズ構成 6群8枚 フィルター径 39mm 最短撮影距離 0.7m 0.65m(M3用眼鏡付き) レンズマウント Mマウント・Lマウント 年代 1958年 中古相場 40〜50万円前後

それが ズミクロン(Summicron)35mm F2の初代 です。

その6群8枚の構成枚数から、ライカユーザーの間では俗に 「8枚玉ズミクロン」 と呼ばれ神格化されています。

描写は柔らかめながら、非常に情感あふれる写真を撮影することができる。 ライカレンズらしい深々とした階調と、オールドレンズならではの質感を両立。 このレンズでしか味わえない豊穣な描写こそ、8枚玉ズミクロン最大の魅力です。

また、初代ズミクロン35mm F2の魅力を更に高めているのが、 工業製品としての精緻すぎるほどの仕上げの良さ 。 ヘリコイドを無限遠に回したときの、無限遠ロックがパチンとはまる感触は、まさにこの時代の、このレンズでしか味わうことができない至上の感触なのです。

8枚玉ズミクロンのバリエーション

8枚玉ズミクロンの製造開始は1958年。 ドイツ(ウェッツラー)製とカナダ製が存在し、他のライカ製品同様、人気があるのはやはりドイツ製のものだといえるでしょう。

製造国のほかの違いとしては、まずはレンズマウント。 8枚玉ズミクロンには、この35mm F2のスペックのレンズとしては唯一Lマウントのものが存在します。 もちろん値段は非常に高価ですが、バルナックのIIIgやIIIfに付けた姿は非常にエンスー好み。 マニアックな楽しみを味わえます。

また、忘れてはならない存在として、ライカM3用の 「眼鏡付き」 のレンズがあります。

眼鏡付きの初代ズミクロン35mm F2

眼鏡付きレンズとは、ライカM3のファインダー窓の前に補正レンズを咬ませて、本来は50mmレンズまでしか対応していないライカM3のファインダーで35mmレンズを使用できるようにしたものです。 ただし、他のカメラに装着した際にも50mmのファインダー枠が出てしまうので、 基本的にはライカM3専用 となります。

【第2世代/2nd】ズミクロン 35mm F2

第二世代(ツノ付き)

レンズ構成 4群6枚 フィルター径 39mm 最短撮影距離 0.7m レンズマウント Mマウント 年代 1969年 中古相場 15万円前後

1969年にモデルチェンジした ズミクロン(Summicron)35mm F2、二代目のモデル 。 レンズ構成が4群6枚となったことから、 6枚玉 と呼ばれることもあります。

特徴は、前モデルの初代ズミクロンに比べれば現代的となった描写。 それもそのはず、この前後からレンズ設計にコンピュータが用いられるようになり、この時代にもなると、急激に収差の補正が良好になっていきます。 とはいえ、1960年代のレンズといえば、まだまだオールドレンズの範疇に入る時代。 現代の完成されたレンズに比べれば十分すぎるほどに、質感を空気感を兼ね備えた、中古ライカレンズならではの美しい味を楽しむことができますよ。

さらにいえば、この二代目ズミクロン35mm F2は、 実用として探すならばもっとも中古で手に入れやすいレンズであるのが魅力 です。 神格化されプレミアがついている初代ズミクロン35mm F2は高すぎる。 いっぽうで、M6の時代のレンズも中古価格は高め。 いわば狭間の時代にあるこの二代目ズミクロンは、このスペックのライカレンズとしては中古価格が現実的である点で、非常にお買い得なレンズだといえるのです。

前モデルの初代ズミクロン35mm F2は鏡筒がクロームでしたが、うってかわってこちらの二代目は黒鏡筒に。 とくに、時代が同じライカM4やライカM5に最も似合うレンズだといえるでしょう。

ライカM4に二代目ズミクロン35mm F2を付けた姿は非常に端正。 もっとも格好いいライカとする向きもあるくらいです。

ズミクロン35mm 第二世代の前期型と後期型

さて、この第二世代ズミクロン35mm F2には前期型と後期型が存在しています。

違いは絞りリングの指掛けの有無。 前期型のズミクロン35mm F2の絞りリングには、「ツノ」と通称される指掛けがありますが、製造期間の途中でこのツノが省略されるようになったのです。

前期型のツノ

ツノなし

【第3世代/3rd】ズミクロン35mm F2(ニュージェネレーション) レンズ構成 5群7枚 フィルター径 39mm 最短撮影距離 0.7m レンズマウント Mマウント 年代 1979年 中古相場 20万円前後

いわゆる「ニュージェネレーション」と通称されるレンズで、カナダでの設計となります。

レンズ構成は5群7枚に変更されており、こちらも 「7枚玉」 と通称されることがあります。

描写面では、製造年代もありとても現代的な写り。 ほぼ1980年代の「準現代レンズ」であることもあり、描写に破綻はありません。 ライカMマウントの高級レンズということもあり、国産の同程度のスペックのレンズに比べても、より良好に収差が補正された画像を得ることができるでしょう。

第二世代に比べると値段は少し上がりますが、ライカMマウントの35mm中古レンズとしては、 非常に無難な選択 だといえるかもしれません。

ズミクロン35mm F2 ASPH レンズ構成 5群7枚 フィルター径 39mm 最短撮影距離 0.7m レンズマウント Mマウント 年代 1997年 中古相場 25万円前後

1997年に発売され、現行品のレンズ。 それが ズミクロン(Summicron)35m F2 ASPH です。

特徴は非常に良好な収差補正。 ASPHという名の通り非球面レンズをふんだんに用い、非常に精緻な描写を実現しています。 この記事を書いている2018年の時点で既に20年の歴史をもつレンズではありますが、21世紀の最新レンズに劣らない最高峰の描写を味わうことができますよ。

どのレンズを選ぶ?初心者におすすめのズミクロン35mm F2

結論からいえば、 中古相場が高いことを許容できる場合、間違いなく、初代の8枚玉ズミクロンがおすすめ だといえるでしょう。

いっぽう、ライカM6やM7に取り付けるなら、3代目の7枚玉も悪い選択ではありません。 外観のデジタル文字はライカM6に最も似合う組み合わせ。 基本的に現代レンズなので破綻のない撮影が可能です。

M型ライカ用中古レンズ、最初の1本ならズミクロン35mm F2がおすすめ

35mmという焦点距離がレンジファインダーカメラにぴったりフィット。 さらに天下のライカレンズならではの、それぞれに豊かな描写を楽しむことが可能。 ズミクロン35mm F2は、35mm準広角レンズのまさに頂点です。

M型ライカを中古で楽しむなら、ぜひ組み合わせたいライカ純正レンズ。 なかでもズミクロン35mm F2は最高の選択です!

2024年最新!おすすめミラーレス一眼カメラベスト3!!

オールドレンズを楽しむのにも最適! 写真にも動画にもおすすめのフルサイズミラーレス一眼カメラを選ぶならこのカメラ!! 1.SONY α7 IV ILCE-7M4K 2024年もやっぱりこれはおすすめ!SONYのミラーレス一眼カメラの王道! 写真・動画どちらもハイクオリティ。一度は手にしたい逸品! created by Rinker 2.Nikon Z fc ニコンのミラーレス一眼カメラならこれ! FM2発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたデザイン! created by Rinker 3.FUJIFILM X-T30II 操作性抜群!小さく軽いフルサイズミラーレス一眼カメラ ならこちら! どこでも持ち歩ける相棒です。 created by Rinker 富士フイルム(FUJIFILM) 著者紹介: サンライズカメラ

関連記事

電池のいらない贅沢。一生寄り添える「完全機械式」フィルムカメラの名機7選 2026.03.23 Infomation -お知らせ- サンライズカメラ スタッフ 【埼玉県】カメラ買取はどこがいい?専門店が教える「想い出を安売りしない」ための選び方 2026.02.09 Infomation -お知らせ- サンライズカメラ スタッフ 捨てないで!実家の古いカメラが「お宝」に変わる3つの見分け方 2026.01.26 Infomation -お知らせ- サンライズカメラ スタッフ 【2025年12月版】中古フィルムカメラ人気ランキングTOP10|サンライズカメラ月間アクセス数まとめ 2026.01.19 Infomation -お知らせ- サンライズカメラ スタッフ 【2025年11月版】中古フィルムカメラ人気ランキングTOP10|サンライズカメラ月間アクセス数まとめ 2025.12.22 Infomation -お知らせ- サンライズカメラ スタッフ キーワード検索 カテゴリー
  • フィルムカメラの教科書 8
    • 初心者向け 8
    • 中級者向け 0
    • 上級者向け 0
    • スタッフコラム 32
    • 全国おすすめ撮影スポット 4
    • 写真家・写真集・写真展 7
    • カメラ漫画紹介 4
    • メンテナンス 2
    • 各エリアおすすめ中古カメラ店 4
    • オールドレンズ探訪記 40
    • フィルムカメラ遊泳記 9
    • 闇鍋オールドレンズレビュー 7
    • オールドレンズ撮り比べ 16
    • フィルムカメラぶらり撮影散歩 21
    • 旅×フィルムカメラ 15
    • 機種別 116
    • ブランドシリーズ別 18
    • 利用シーン別 16
    • スタッフ厳選レンズ 無料DL 0
    • オールドレンズ+ミラーレス 25
    • マウント毎の代表レンズ 19
    • カテゴリー別の代表レンズ 11
    • フィルムについて 6
    • サイズ別フィルム 4
    • 撮影力UP講座 11
    • 表現力UP講座 5
    • より深く知り、楽しむ 10

    キーワードで絞り込む

    〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目7-1 8階 古物商許可番号 神奈川県公安委員会 第451370014316号
    • - ABOUT(サイトについて)
    • - PICK UP(スタッフ厳選 おすすめ記事)
    • - SEREIS BLOG(写真家さんフォトグラフ)
    • - CATEGORY(カテゴリー)
    • - NEW(新着記事)
    • - SERVICE/GUIDE(サービス/ガイド)

    Copyright © Sunrise Photo. All rights reserved.