. Mペースト 使い方(殺菌癒合剤の使用)
Mペースト 使い方(殺菌癒合剤の使用)
Mペースト 使い方(殺菌癒合剤の使用)

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・殺菌癒合剤(トップジンMペースト)の使用 梨を始め枝幹性病害に弱い果樹では、切断面など傷口を放置すると感染により大きな被害を受けます。 特に樹木の休眠期となる冬季では、成長による自己修復の働きが停止しているため枝幹性病害に感染し易く、冬季の剪定作業では傷口に殺菌癒合剤を塗り保護を必要とします。 同じ枝幹性病害に弱い果樹であっても、休眠期以外(春から秋)では細胞活動が活発であるため自己修復の働きにより枝幹性病害感染し難いため、大きな切断面のみ使用します。 枝幹性病害に強い樹木では、殺菌剤を含まない癒合促進剤を使用します。 大きな切断面は成長を終えた木質部が露出することで雨水が内部に浸透して内部を腐食させることで空洞化の原因となるため、殺菌癒合剤・癒合促進剤で切断面を保護します。 自己責任となりますが果樹などの実り食さない樹木であれば木工用ボンドで代用することも出来ます。

・殺菌癒合剤の効果 ・病気の予防(てんぐ巣病、胴枯病、紅粒がんしゅ病、晩腐病、腐らん病 等) ・傷口の癒合促進 ・切り口の枯込防止及び癒合促進、木材腐朽 この中でも、管理人の実感として、胴枯病と枯込の防止には特に大きな効果があります。

・使用薬剤 トップMペースト 1kg (農薬) トップMペーストは癒合促進剤の中でも殺菌剤が含まれるため農薬という扱いとなっています。殺菌剤が含まれる癒合促進剤では、有機銅を含むパッチレートがあります。 殺菌剤を含まない癒合促進剤としてカルスメイトなどが市販されています。 本職では剪定作業に切断した傷口の殆どに使用するため、1kg入りが複数入った箱単位で購入しています。一般家庭向けで200g程度のチューブタイプも市販されています。

・使用箇所(部位) 梨の中でも品種により差があり、胴枯病に弱い品種(幸水等)では特に感染しやすく、感染後の侵食も早く、侵食が幹に到達すると丸ごと枯れる恐れもあります。 枝の先端等を切り返した傷口を含め全ての傷口に、雨が降り傷口が濡れる前に使用します。 胴枯病に強い品種(豊水等)では、感染し難く、また感染しても侵食が遅いのでので感染箇所を切り落とす等の後の処置を行えます。このため、作業軽減の観点から幹や主枝、亜主枝の傷口に使用し、枝の先端部などの小さな傷口は気付いた範囲で使用します。(無理に使用する程の必要はない。)

・効果的な使用 傷口の発生の都度、速やかに保護剤を使用することが望ましいです。しかし、その都度塗ると作業効率が悪いため、天候に注意を払い作業を行います。 胴枯病等の枝幹性病害の多くは、雨により傷口から感染します。 天候を確認し、雨天までには殺菌癒合剤が使用されれば良いので、晴れていれば後日に纏めて保護剤を使用する方が、効率の良く作業を行うことができます。 鉢植え栽培では、殺菌癒合剤を使用するまで雨が当たらない場所に移動しておけば感染を予防することができます。

<トップジンMペースト 使い方> 1kg入りの農業用トップジンMペーストです。 乾くと、凝固するため大量に使用する農業者向けです。 ホームセンター等に100g入りのチューブタイプも市販されています。 薬剤に付属している刷毛を使用し、傷口(切断面)に満遍なく塗ります。 傷口(切断面)全体を覆うように濡れば作業完了です。放置すると数十分で表面が固まり、その後全体が完全に固まります。

・剪定作業以外での癒合促進剤の使用 雪害等による枝折れ、幹が裂け(裂開)があると、断面が荒れてすき間が残り、切断面も大きいことから枝幹性病害に感染し易くなります。これを処理(切断又は修復)するときに癒合促進剤を使用します。 癒合促進剤のみでの折れた枝などの修復を行うことは出来ませんが、修復するための補助的な働き(防水、木質部の接着、すき間埋め)を担います。 折れた枝などの修復については、果樹の栽培方法(梨の育て方) > 果樹の雪下ろし(雪害対策) > 「折れた枝、裂けた幹(裂開)の処置」にて紹介しています。

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