ヤマトヌマエビ繁殖チャレンジその1 失敗例も多々添えてます
こんにちは!かつやん (@tanagokatsuyann)です! 今回は難しいと言われているヤマトヌマエビの繁殖に挑戦してみました! アクアリウム歴のある方はご存知かと思いますが、ヤマトヌマエビは孵化後ゾエアという幼生期を過ごす際、汽水環境でないと成長できない事や、コレといった繁殖マニュアルがない為、ミナミヌマエビやチェリーシュリンプより難易度が高いと言われています。 実際僕もヤマトヌマエビの繁殖に成功するまで実に5回も失敗して、6回目でようやくヤマトヌマエビの繁殖に成功しました! ゾエアのハッチアウト迄は行ったが、ゾエアが死んでしまったり、隔離のタイミングをミスったり、親エビに脱走されたり。 予想だにしない事の連続でした。 おそらく皆さんもチャレンジすると、『海水の素は何が良いの?』『適切な塩分濃度は?』『抱卵後孵化までの日数は?』初めての方は僕と同様全ての点でつまづくと思います。 今回は初歩的なミスにならないように、僕の失敗談や注意点も詳細に書いていきます! 因みに僕は、更に難易度を上げて現在ホワイトスノーヤマトヌマエビの繁殖に挑戦しています! 成功したら新しい記事をマニュアルとして書き足します! この記事は初めての方でも繁殖できるように、細かく詳しく書いて行きます!ある程度知識のある方は目次から読みたい所だけお読みください!
- ヤマトヌマエビは淡水でも放卵します!
- 小さな若い個体は繁殖しない
- オスメスの見分け方
- 汽水の作り方
- 1度目の失敗例…ショック死?
- 2度目の失敗例…まさかの孵化が早かった
- ヤマトヌマエビ卵の変化
- 3度目の失敗例…発泡スチロールはやめた方が良い
- 4・5度目の失敗例…ゾエアが育たない
ヤマトヌマエビは淡水でも放卵します!
それでは初めに、ヤマトヌマエビを繁殖させるにはまずヤマトヌマエビを放卵させる必要があります。 小さな若い個体は繁殖しない 経験上おおよそ5㎝位まで成長した個体が順々に抱卵します。 3cm前後の小さな個体が抱卵する事は滅多にありません。■■ヤマトヌマエビ■■
オスメスの見分け方 次に水槽にヤマトヌマエビを用意しても、オスだけしかいなかった。メスしかいなかったでは抱卵しません、ヤマトは雄雌の見分け方は簡単です。 オスはスポット模様『・…・‥』こんな模様をしています。 そしてメスは線状の模様『・ー--‥ー』こんな感じの線状の模様が入ります。
僕は実験で水槽に6匹ヤマトヌマエビを入れて、内訳はオス1匹、メス5匹 なんと5匹全部同時に抱卵してました! バランスはどうであれオスメスが要れば抱卵は簡単です!
難しいといわれる理由①「汽水」
ヤマトヌマエビの卵を孵化させる為には「汽水」の環境を用意する必要があります。汽水は海水と淡水が混ざった水の事で、 自然界でもヤマトヌマエビは汽水の河川の淡水域に生息しており、孵化後ゾエアという幼生期は汽水域で過ごし、成長してから再び上流の淡水域へ遡上する習性があります。
汽水とは海水+淡水なので、変な話1:1でも3:1でも同じく汽水です。 じゃあゾエア飼育に適した濃度は何パーセントなの?何日おきに水替えするの?蒸発は淡水のみっていうとどんどん濃くなるの? 最初はこんな悩みがついて回ります。
汽水の作り方 僕は最初は『カミハタ 汽水と海水の素』を使用しましたが、何度もつかっている内に『GEX人工海水シーウォーター 』に切り替えました。因みに海水の塩分濃度は3.0~3.5%なので、水1Lに対して36gの塩を入れると海水ができます。
つまり海水の塩分濃度70%の汽水を作る場合、2.1~2.5%の塩分濃度にすればよい訳で水 1Lに対して21~25グラムで良いという事。
ただし水槽の水は日々蒸発します、しかも蒸発するのは淡水だけなので少しずつ、塩分濃度が濃くなって行きます。 なので僕はわかり易く20gにしてました。 ※実際の所ウチの電子計りは安物で、すこーしずつ重さが増えてもメモリが動かずそもそも正確さはありません。
■■ GEX人工海水シーウォーター ■■
失敗例を先に紹介します
では繁殖方法と失敗例どっちから紹介しようか悩んだんですけど、 先に失敗例→繁殖方法と進めて行きます。 その方が点と点話が繋がると思うので!
1度目の失敗例…ショック死? ちなみに僕は1度目の失敗は2ℓのペットボトルで作った海水に、ヤマトヌマエビを飼育していた飼育水1ℓで割った50%の汽水を作りました。そこに放卵したメスの個体を入れたのですが、2.3日で⭐︎になってしまいました。 水合わせ不足、又は大人の個体は汽水が合わなかったのか、理由は定かではありません。
【失敗例から学んだ事】 ネットで調べてたらやり方は人それぞれみたいで、僕は最終的に淡水でハッチアウトさせてからゾエアのみ汽水に移す事にしました。
・①少しずつ汽水に以降して行くとりあえず最初は汽水でハッチアウトさせる方法をとりたかったので①の方法をとる事にしました。 淡水→汽水10%→20%→30、40…70%といった感じです。 これで成功したら原因は『水合わせ不足』ダメなら『そもそも親個体は汽水NG』って線が強いです。
2度目の失敗例…まさかの孵化が早かった 2度目の失敗は隔離する前にハッチアウト(脱卵)してしまいました。孵化まで3〜4週間だと見てましたが、卵発見から2〜3週間弱で生まれてしまった模様。 予測より1週間早かった。
▼産まれる3日前に撮影した写真がコレ▼ もう少し卵が透明になる印象があったが、気づいた時に母エビのお腹に卵は無く水槽内で産み落とされてしまった様です。
ちゃんとした情報はないし、これは僕の憶測ですが。 恐らく水温と関係していて孵化するまでの温度は12,000℃ぐらいな印象。
式にするとこんな感じ 水温×時間×日数=12,000例を挙げると 25℃×24H×20days=12,000
仮に冬場で水温20°の場合は 20℃×24H×25days=12,000
・孵化のタイミングを見誤った ・①事前に少し早めに隔離する ヤマトヌマエビ卵の変化 ヤマトヌマエビの抱える卵の色はおおよそ孵化迄の期間の判断材料になります。 放卵直後最初の1〜2週間は黒よりのグレーお腹に黒い影見たいのが見える感じ。 3度目の失敗例…発泡スチロールはやめた方が良い僕の危険管理が甘いのがいけなかったんですが、発泡スチロールの壁なのか、エアーチューブか?仕事から帰ってきたら脱走して乾燥してる所を見つけました。泣 ※ヤマトは水位が高かったりネットとかあると伝って脱走するので注意してください。
初歩的な内容なのでまとめると発泡スチロールが×な理由 ・親エビの場合脱走される。 ・ゾエアの場合餌に米のとぎ汁やグリーンウォーターを与えると上からだけでは見えなくなる。 ・透明プラ容器か水槽でやる。
4・5度目の失敗例…ゾエアが育たない ヤマトヌマエビは稚エビでなく「ゾエア」と呼ばれるプランクトンのような形態で生まれてきます。このゾエアを何で育てるのが1番良いのかがわかりませんでした。
発泡スチロールに入れたら確認できなくなってしまった。 米のとぎ汁やグリーンウォーターを入れて水質が悪化?それとも淡水が蒸発して塩分濃度が濃くなった事?
6回目で成功した繁殖方法
最後に、結果から話すと6回目でようやく成功しました。 ただ、正直5回も失敗ばかりしてたので6回目もうまく行かないと思ってて(笑)動画や写真を残してないんですよ。それに僕の場合は7匹しか孵化できなかったので正直成功とは言えません。 なので写真付きで詳しいやり方は別途記事を作成してここにリンクを貼ります。 なのでここでは簡単に文章のみで手順だけ書いて行きます。
① 水槽で親エビを抱卵させる ② 少し早めにプラカップで隔離する※淡水でOK ③ 同時に汽水は作っておく ④ ハッチアウトした卵だけ③の汽水容器に入れる ⑤ ゾエア飼育(何が正解だったか未だわからず) ※やったこと 餌はとぎ汁&グリーンウォーター交互 水変えは2日に1度ピペットで掬い取りながら (多分かなりの数を吸い出してしまった可能性あり) ⑥ 大きくなったらメダカの餌→人工飼料 ⑦ 最終的に7匹だけ孵化しました。 今わかるのはこんな流れです。
まとめ・超大変&割に合わん(笑)
まとめると、重複しますが僕は実験が好きで、繁殖が難しいとされてるビーシュリンプやタナゴ様々な生態を直繁殖させてきましたが、ヤマトも例外なく難しかったです。現状、ゾエアに於いては未だ1回では何が正解で何が失敗だったのかもわかってません。
あと素直な感想を言うと、仕事帰りに毎日お世話してスポイトで水交換してコメ汁用意して正直一番手間かかりました。 そして変な話お金じゃないんだけど、ヤマトヌマエビでショップで飼うと300円~400円で買えるんですよね。 手間要らずで1シーズンで数百匹繁殖できるメダカやチェリーシュリンプと値段変わらないんですよね。
そう考えると、こんな苦労して(手数とデイリーが多い)海水の素とか購入して迄やった割に。 正直言って感動・達成感と同時に、これで正解なんか?きっと家庭の飼育環境下でやるもんやないなー。って気持ちが産まれました。(笑) もし挑戦したい方に少しでも役に立てればと思います!
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