【実測】エクストレイルにゴルフバッグは何個入る?T33型の積載能力とSUVとしての実用性を徹底レビュー
もちろん、日産もその点は承知しており、 対策として防水タイプの「ラゲッジフルカバー」や「ラゲッジトレー」を純正オプションとして用意しています。 (参考:エクストレイル関連のカーアクセサリー通販サイト)しかし、これは裏を返せば「標準装備では防水性が不十分であり、必要なら追加投資をしてください」というメーカーからのメッセージに他なりません。このオプション価格は決して安くはなく、購入計画に組み込んでおくべき重要なコストと言えるでしょう。
もう一つの盲点は、 3列シート(7人乗り)モデルの存在 です。一見すると「人も乗れて荷物も積めるなんて最高だ」と思いがちですが、ゴルファーにとっては罠になり得ます。データベースが示す通り、3列目シートを使用した状態での荷室容量はわずか140L。キャディバッグはかろうじて1個積めるかどうか、というレベルです。つまり、 7人乗車とゴルフバッグの積載は両立不可能 なのです。
静かすぎて脳がバグる。e-4ORCEが叶える「ゴルフ専用車」としての資質
IMAGE : GOLF TALKSただ荷物が積めるだけの“ガランドウ”な車なら、他にも選択肢はいくらでもあります。 私がエクストレイルに惹かれたのは、その積載能力の先にある「走り」の質でした。 特に、ゴルフ場までの往復という、ある種の“儀式”を、いかに上質な時間に変えてくれるのか。 その答えが、e-POWERとe-4ORCEにありました。
ゴルフというスポーツは、スタート前の静かな時間から始まっています。道中の運転でストレスを感じていては、ティーグラウンドで最高のパフォーマンスを発揮することなど到底できません。その点において、 エクストレイルが提供する圧倒的な静粛性は、もはや兵器レベルです。
さらに驚くべきは、発電用のエンジンに日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用したことです。小難しい話は抜きにしますが、これは要するに、エンジンが作動している時の回転数を極限まで抑え、 車内にいるとエンジンがいつかかったのか分からないレベルの静粛性を実現している のです。走行中のエンジン騒音を約2dBAも低減したというデータは伊達ではありません。ゴルフ場のクラブハウスへ続く林道を、まるで無音のグライダーのように滑空していく。この体験は、他のガソリンSUVでは決して味わえません。(参考:日産 e-POWER公式サイト)
ライバル比較で見えた結論。エクストレイルを選ぶべきゴルファー像とは
IMAGE : GOLF TALKSさて、エクストレイルの能力については、もう十分にご理解いただけたでしょう。 しかし、我々消費者は常に貪欲です。 「で、結局のところ、他の車と比べてどうなんだ?」という、最も核心に迫る問いに答えなければ、このレビューは終わりません。 俎上に載せるのは、あの絶対王者、トヨタRAV4です。
▼エクストレイル vs RAV4 比較(ゴルファー視点) 比較項目 日産 エクストレイル(T33型) トヨタ RAV4 ゴルフバッグ積載 2列:4個積載可能 モデルにより3個積載可能 多人数乗車 3列シート7人乗り設定あり 3列シートの設定なし 走行フィール モーター駆動特有の滑らかで力強い加速、圧倒的な静粛性 ガソリン/4WDは軽快、HEVは滑らかだがエンジン介入あり コンセプト タフギア × 上質 タフネス × 多様な4WDシステムまず、ゴルファーにとって最も重要な ゴルフバッグ積載量において、エクストレイルは明確なアドバンテージを持っています。 RAV4も広い荷室を誇りますが、公称値で9.5インチバッグ3個というのが一般的。対してエクストレイルは4個を余裕で飲み込む。この「あと1個」の差が、4人でのゴルフを可能にするか否かの決定的な違いとなります。
次に無視できないのが 3列シートの有無 です。先述の通り、7人乗車とゴルフは両立しませんが、例えば「週末は家族サービスで多人数乗車、平日はゴルフ仲間と」といった多様なライフスタイルに対応できるのはエクストレイルだけの強みです。RAV4にはこの選択肢がありません。
しかし、私が最大の差別化点だと感じたのは、 「走行の質」 です。RAV4も素晴らしい走行性能を持っていますが、その本質はあくまでエンジンが主体です。一方、エクストレイルのe-POWER + e-4ORCEがもたらすのは、EVに近い未来的なドライビング体験。特にその静粛性は、一度味わうと元には戻れないほどの魅力を持っています。ゴルフという紳士のスポーツを楽しむ上で、どちらがより相応しい空間を提供してくれるかは、もはや言うまでもないでしょう。
- 4人でのゴルフを最優先し、スマートな積載を求める人。
- 移動中の静粛性や乗り心地を重視し、運転のストレスを極限まで減らしたい人。
- 先進的な技術に価値を感じ、EVのような新しい走りを楽しみたい人。
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