Swing Wedge Attachment ー 義歯用アタッチメント
第一に「入れ歯を作るために残存歯を抜かない、傷つけない。また、負担をかけない。」ということを大前提に製作される義歯です。口腔内の環境悪化につながる因子を極力作らない、100%身体に優しい義歯だといえます。従来のクラスプを使用した入れ歯の場合、着脱の際に残存歯に負担をかけてしまうため、残存歯もいずれ抜けてしまう・・・といったことも多々。一方インプラントは、顎の骨に穴をあけ、そこに人口のねじを差し込む外科手術です。ノーリスクとは言い切れません。また、無事定着するまでに数か月~1年をも要することもあります。(『絶対後悔しない部分入れ歯の選び方 Point 1: 残存歯』参照)
第二に「負担をかけることなく、よく噛める」。食材を選ばず食べられる、よく噛めるということは、食事を楽しめるということ。これは、全身の栄養状態に直結し、認知症の予防につながります。残存歯列を抱え込むようなスタビライジングアームと「ウェッジ・楔」とで構成され、しかも遊離端義歯の維持部遠心側には支持要素を持たない構造のため、義歯は咀嚼圧に対して若干沈下する動きをするようにセミリジッド設計されています。これが、自然な噛み心地の秘密です。そして当然、よく噛めるのに話せないわけありません!(『絶対後悔しない部分入れ歯の選び方 Point 2: 噛める?噛めない?』参照)
第三に「着脱が楽で、負担がかからない」。現在、介護福祉施設では入れ歯がつけっぱなしか取りっぱなしの状態となっています。それは、多くの義歯は第三者の着脱が難しい/不可能だからです。つけっぱなしでも取りっぱなしでも、口腔内の環境は著しく悪化します。着脱が自分でも他人でも簡単にできるということは、非常に大切な要素なのです。スウィングウェッジアタッチメント義歯の維持装置は、どんなケースでも2か所以上つける必要がないため、義歯の扱いが簡単です。また、歯牙の残存状態や設計によっては、お身体の不自由な患者様のために、維持装置を1か所とし、義歯の扱いをさらに容易にすることも可能です。また、保険診療/自由診療の義歯共に、着脱時に口腔内への負担を強いる義歯が非常に多いですが、スウィングウェッジアタッチメント義歯は限りなくゼロに近い。スウィングウェッジアタッチメントは、身体は言うまでもなく、残存歯に傷をつけることも余分な負担をかけることもありません。アンダーカットから維持装置を外してから義歯を着脱するためです。それは、患者様の人生に関わる大切な残存歯を守ることにつながるのです。(『絶対後悔しない部分入れ歯の選び方 Point 3: 着脱はスムーズですか?』参照)
第四に「丈夫で柔軟」。耐久性が高く、装置が安価であり、口腔内の状態に応じて義歯を柔軟に修正することが可能であるため、作り直し等がなくトータルコストを低く抑えることができます。さらに、補綴も容易で、歯冠修復する場合も同様に利用できます。(『絶対後悔しない部分入れ歯の選び方 Point 4: 丈夫で長持ちする入れ歯とは?』参照)
4.「入れ歯だ!」と、気付かれない 5.おわりにいかがでしたか?入れ歯といえば、「噛めない・話せない・気付かれる」というイメージをはじめとして、あまり良いイメージがない方が多いのが現状です。しかし、現在、「 噛めて話せて美しい、しかも丈夫で口腔内の負担が劇的に少ない! 」という三拍子も四拍子も揃った入れ歯をつくるアタッチメントと確かな技術が誕生しているのです。
この現実をより多くの歯科技工士や歯科医の皆さんに知っていただき、一人でも多くの患者様の選択肢を豊かにし、一人でも多くの患者様の「 美味しく食べられる幸せな口腔環境の実現 」を願っております。
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