Без кейворда
『ジョコ・アンワルのナイトメア&デイドリーム』 を手掛けたのは、インドネシアの映画監督 ジョコ・アンワル です。
彼は映画監督になる前、ジャーナリストや映画評論家として活動していた経験があり、2003年の映画 『アリサン!』 で、監督のニア・ディナータと共同脚本を手掛けて脚光を浴びると、2005年に 『Janji Joni』 で映画監督デビューを果たしました。
「インドネシア史上、最も恐ろしいホラー映画」と言わしめた 『夜霧のジョギジョギ』 (1987)をリメイクした映画 『悪魔の奴隷』 を監督し、 2017年のインドネシア観客動員No.1のメガヒットを記録しました。
HBOドラマでは、アジアを舞台にした超常現象やカルト信仰がテーマのアンソロジードラマ 『フォークロア』 を手掛けています。
キャスト・スタッフ・エピソード一覧 話タイトル監督脚本長さ1 老人ホーム ジョコ・アンワルジョコ・アンワル62分2 孤児 トミー・デウォラフキ・ヒダヤット46分3 詩と苦痛 ランドルフ・ザイニジョコ・アンワル46分4 遭遇 レイ・パクパハンジョコ・アンワル57分5 向こう側 ランドルフ・ザイニジョコ・アンワル48分6 催眠状態 レイ・パクパハンティア・ハシブアン49分7 私書箱 ジョコ・アンワルジョコ・アンワルラフキ・ヒダヤット52分- 第1位:詩と苦痛(第3話)
- 第2位:向こう側(第5話)
- 第3位:老人ホーム(第1話)
- 第4位:私書箱(第7話)
- 第5位:遭遇(第4話)
- 第6位:孤児(第2話)
- 第7位:催眠状態(第6話)
以下では、 ドラマの結末に関するネタバレ に触れています。注意の上、お読みください。
【ネタバレ考察・感想】ジャカルタを舞台にした人間と悪魔の戦い
アンソロジーと思いきや…本シリーズは、それぞれのエピソードが独立したアンソロジー作品かと思いきや、エピソードを順番に見ていくと、年代がバラバラでありながら、 同じジャカルタを舞台にしたつながりがある ことに気づくと思います。
- 1985年 (第4話):漁村で天使を見たワイユが全知全能を手にする
- 1997年 (第5話):デウィが悪魔に囚われた夫を亡くす
- 2015年 (第1話):パンジがクリーチャーのいる老人ホームを焼き払う
- 2022年 (第3話):作家のラニアが双子の妹を殺された悪魔に報復を誓う
- 2022年 (第6話):アリがデウィの催眠テストをクリアする
- 2024年 (第2話):孤児のシャフィンが養子の両親を亡くす
- 2024年 (第7話):ヴァルドヤが「抗体」に助けられ、チームに加わる
天使が「力をどう使うかはワイユ次第」と言っていたのも、 来たるべき悪魔との戦いに備えろ という意味だったのでしょう。ワイユは村と役所の衝突を止めた後、 アガルタに対抗できる人間たち「抗体」を結成した のだと考えられます。
物語で デウィは、夫を守るためにクリーチャーと同様の音波攻撃を発した ことが描かれています。恐らく、それを知ったワイユが彼女を「抗体」のメンバーにスカウトしたのでしょう。
一方で、第2話で養子の両親を亡くした シャフィンの動向だけが謎のままです。 エピソードの最後で彼が何らかの能力があることが示唆されています。シャフィンはアガルタのクリーチャーであることが濃厚ですが、もし続編があるならば、彼が敵となることが想像できます。
根底のテーマとつながり例えば、第4話の舞台は1985年、スハルト政権下の「 開発独裁 」が続く時代です。人権侵害や汚職が横行し、反対意見の弾圧が常態化していたこの時代、村と役所の対立が描かれています。
確かに、ハリウッドの潤沢な予算がある作品と比べればCGに物足りなさを感じるかもしれませんが、それが全く気にならないレベルで、むしろ物語が突然始まり、その後の シュールなオープニングシークエンス までの一連の流れも私はとても好きでした。
第1話:老人ホーム
あらすじとラスト2015年のジャカルタ。 タクシー運転手のパンジ は、富裕層向けの老人ホームに 看護師のシティ を送り届ける。パンジは自分の母親を入所させてもらえないかと頼むが、シティは「 親を見捨てようとしてはいけない 」と伝える。
一方、パンジのタクシーの常連客である 看護師のナヤ は、老人ホームのオーナーの孫であり、無料で優遇するから母親を施設に入れるように提案する。帰宅後、パンジは妻のララに老人ホームのことを話すが、ララはパンジの母ランティを見て、老人ホームに入れる提案を却下する。
しかしその後、2人が会話している間に、ランティがパンジとララの 息子ハギ を抱えたまま家の外に出てしまい、 空を見せようとしてアパートの屋上の踊り場の椅子に放置してしまう。
後日、ランティは老人ホームの待合室で、入所した母親に会おうとしている バンバン という男に出会う。看護師のシティはバンバンに、母親に会うには面会時間の夜になるまで待つように伝える。バンバンはパンジに、 老人ホームが不吉な場所であることを打ち明け、母親を入れないように警告する。
その夜、パンジは ランティが老人ホームで惨殺される悪夢 を見て目を覚まし、ランティを連れ戻すために老人ホームへと向かう。老人ホーム内でナヤに出会うと、彼女はパンジの感じる罪悪感が正常であると安心させようとする。
パンジはランティに会いたいと頼むが、ナヤはすでに寝ていると主張する。その後、パンジは施設を後にするふりをして、密かに老人ホーム内に戻り、ある部屋に侵入する。パンジはクローゼットに隠れると、部屋に来た男性は、黒いローブに身を包み、 クローゼットの奥にある隠し部屋 に入っていく。パンジは彼を追って隠し部屋に入ると、ある場所で バンバンがベッドに拘束されている姿を目撃する。
バンバンはそこで彼の 母親ケマラ と再会するが、ケマラは老人ホームに入れて自分を見捨てたバンバンを罵倒する。 ローブの人間たちのリーダーであるノト は、バンバンとケマラを 人面蜘蛛のような2体のクリーチャー の前に連れて行かせる。バンバンとケマラはクリーチャーの触手に接続され、「 囁く者 」と呼ばれる人物がバンバンの耳元で囁くと、バンバンは抵抗をやめる。
すると、 バンバンは抜け殻のような姿になり、一方でケマラは若返っていく。 その一部始終を見ていたパンジはその場から逃げ出すが、部屋にスマホを落としていた。
パンジは逃げようとするが、出口が見つからず、道中で看護師のシティに出会う。パンジがシティを問い詰めると、彼女は 老人ホームで暮らす人々が裕福で何世代にもわたって生き続けている ことを明かす。施設は機能を維持するために、定期的にバンバンやパンジの母のような、 裕福ではなく働かせることに適した人材 を招き入れていた。
さらにシティは、自分は103歳で、若さを取り戻すために子供を犠牲にせざるを得なかったと打ち明け、シティは儀式をやめさせようとしたが、抵抗したものは「 追放者 」として醜いクリーチャーにされてしまったと明かす。
ネタバレ感想・解説・考察第2話:孤児
あらすじとラスト2024年のジャカルタ。ある屋敷で イヨス という男が、 バガス という男の死体を洗っていた。イヨスは バガスが一週間前に小さな男の子を養子に迎えていた ことを聞きつけており、その少年がどうなるのかを他の死体洗いに尋ねる。しかし、イヨスがバガスの友人ではないことが判明すると、彼は屋敷を追い出される。
その夜、イヨスは 妻のイパ にバガスが養子にした少年を引き取りたいと申し出る。 イヨスは、「悪魔の子」と言われる少年を養子に迎えたバガスが、一週間でお金持ちになったことを主張する。 イパは、養子を使って一攫千金を狙うイヨスを諭すが、2人はバラック小屋の家賃を滞納するほど貧しく、大家に脅されていた。翌日、イヨスとイパは孤児院に行き、 シャフィン と名付けられた少年を養子に迎える。
イヨスとイパには、シャフィンと同じくらいの 息子リアン がいたが、事故で亡くしていた。翌朝、イパはシャフィンをゴミ収集の仕事現場に連れて行くと、シャフィンがリアンのようにトラックに轢かれそうになり、間一髪で助け出す。
イパはシャフィンを病院へ急行させると、医師に シャフィンがピーナッツアレルギー であることを指摘され、 2人はそれを忘れていた。 イヨスとイパはシャフィンを巡って口論になり、イパはイヨスがお金のためにシャフィンの心配をしているだけだと非難する。
高級レストランの食事代と医療費を支払ったことで、2人はまたお金がなくなっていたが、その夜は家からお金や装飾品は見つからなかった。 イパはイヨスにお金のためではなく、シャフィンを息子として育てたいと申し出るが、イヨスは納得しない。 さらに大雨で雨漏りしていた屋根が壊れると、イヨスはシャフィンに怒りをぶつけてお金を出せと平手打ちする。
その夜、イヨスは屋敷で大袋に入った大金を発見すると、 イパが眠っている隙にシャフィンを殺そうと決心する。 イパが目を覚ますと、シャフィンが屋敷の庭に穴を掘っていることに気づき、シャフィンを連れて自分の家に逃げ出していく。
しかし、それに気づいたイヨスが2人の後を追い、シャフィンを連れ去ろうとするが、 イパはイヨスの背中をナイフで刺す。 イパは助けを呼ぼうとするが、イヨスはそれを止めて、死の床で自分の行動の過ちを認める。イヨスが死んだ後、シャフィンは自分を1人にしないでほしいと訴えるが、 罪悪感に苛まれたイパは、ナイフで自分を刺して自殺する。 1人残されたシャフィンがイパの死体を見て泣き叫ぶと、まばゆい光に包まれる。
ネタバレ感想・解説・考察第3話:詩と苦痛
あらすじとラスト2022年のジャカルタ。 作家のラニア が新作「終止符」の出版イベントを開催するが、前作「詩と苦痛」とは異なり、新作が読者から愛されていないことを知る。
編集者のヘンドラ は、新作が不評であり、読者が前作の続編を待ち望んでいることを伝える。ラニアは「詩と苦痛」を執筆しているときの過去の自身の録画映像を見返す。その映像では、 ラニアが小説の主人公と同じ気持ちで同じ苦痛を経験していた ことを話している。
その夜、再びラニアは執筆を始めると、ララスは 娘のアスティ と一緒に地下に監禁されていて、結婚指輪をなくしたことで、夫から暴行を受ける。ラニアが反撃するように念じると、ララスは鉛筆で夫の手を刺す。これによってさらに夫は逆上し、ララスはひどく暴行を受ける。
翌日、ラニアはヘンドラの運転で実家へと帰省する。彼女は12年前に、運転中の事故で兄を死なせてしまったことをヘンドラに打ち明け、それ以来、両親と疎遠になっていたことを明かす。実家に帰ったラニアは、両親から 自分に双子の妹がいる ことを知らされ、両親が2人を養子に出したことを打ち明ける。
するとララスの叫び声と同時に、夫の腕に 魔法陣のような紋章 が刻まれ、ラニアはララスから夫へと憑依する。夫に乗り移ったラニアは、「 アガルタ 」という声と高度な文明社会の様子と、 2体のクリーチャーの姿 を目撃する。
その後、ララスの体に戻ると、夫が落としたバッチから、国営企業に勤めていることを知り、現実世界に引き戻される。ラニアはその情報をもとに、夫が アドリアン という名前であること、彼の住所を突き止める。ラニアはヘンドラの車で急行するが、最短でも30分かかるため、時間を稼ぐために車の中で執筆を続けてアドリアンを止めようとする。しかし、ララスの異変を察知したアドリアンはハンマーを持って襲いかかる。
ラニアはアスティを連れ出し、アドリアンに自分のしたことの償いをさせると宣言して屋敷を後にする。翌日、ラニアはヘンドラに、引っ越してアスティと新しい生活を始めることを伝える。しかし、ラニアは アドリアンの自宅から、彼や家族、ララスの死体が跡形もなく消えている ことを知らされる。ラニアは怒りに満ちた表情で、「 悪魔であろうとなんであろうと、報いを受けさせる 」と誓う。
ネタバレ感想・解説・考察第4話:遭遇
あらすじとラスト1985年のジャカルタ北部。漁村で暮らす ワイユ は、村のリーダーである ラスマン から、1人だけ早く仕事を始めて多くの貝を採っていたことを責められる。ワイユは採った貝を売って家に戻り、帰宅した 妻のディジャ に、 金が貯まったらサウジアラビアに母親を探しに行く と伝える。
ワイユはディジャに一緒にサウジアラビアへ来てほしいと伝えるが、彼女は乗り気ではなかった。そこでワイユは、ディジャが オヒム と浮気しているという噂を尋ねるが、ディジャは否定する。
その後、ワイユはディジャから誕生日祝いのカップケーキと ポラロイドカメラ をプレゼントされ、母親との思い出を語ると、ディジャは一緒にサウジアラビアに行くことに同意する。ワイユは、数日あれば目標の貯金額が貯まると明かすが、その夜、ワイユはディジャの寝ている間に貯金の隠し場所を別の場所に移す。
次の夜、暴風雨のため村は停電となり、村人たちは映画を見て過ごしていたが、ワイユだけは貝採りの仕事に向かう。すると、ワイユは海岸で空に青白い光を目撃し、インスタントカメラで写真を撮る。ワイユは急いで家に帰ると、震えながらディジャに「 天使を見た 」と明かす。
村人たちは、ワイユの写真を見て、それが天使なのかを議論する。村人たちは ワイユが選ばれし預言者である と結論づけるが、ラスマンはそれを否定して去っていく。
翌日、村を取材している 新聞記者のハルディ は漁師たちに、役所が村の代わりにマンションを建てようとしていると話す。村人の ウスタッド は、ハルディに天使を見たワイユを預言者だとして紹介する。ウスタッドはそれによって村を役所から守ろうと考えていた。漁村の妻たちが、ワイユが預言者かどうか議論している中、ディジャはワイユに心を読む超能力があるという噂を耳にする。
しかしその後、ハルディが現れると、天使の写真を気に入った新聞社の社長が、 天使の写真を800万ルピアで買い取る と提案し、ワイユは承諾する。そんな中、 ラスマンと妻は2人の会話を盗み聞きしていた。
ネタバレ感想・解説・考察このエピソードは、突然、預言者と祭り上げられた男の姿を描いていますが、エピソードの根底にあるのは、「 力の使い道 」と言えるでしょう。ワイユは村人から持ち上げられるも、名声などには興味がなく、混乱を招いた天使の写真を偽物だと言い、ラスマンのように私利私欲のために利用できないように写真を消しました。
思うに、 ワイユは天使からのテストを受けていたように感じます。 天使の写真がなくても、無欲無私で村人を助けていたことで尊敬されていたことが明かされ、妻に逃げられ、財産を失った状況のワイユであっても、天使は正しく力を使えるだろうと判断したのでしょう。
第5話:向こう側
あらすじとラスト1997年のジャカルタ。映画の看板絵師をしている バンディ は、古びたアパートで 妻のデウィ と 息子のマルハン と暮らしている。レマジャ映画館で働いていたバンディは、裕福な家庭育ちのデウィと劇場で出会って恋に落ち、貧しくも幸せに暮らしていた。
すると、 廃墟と化した外観とは裏腹に、劇場の中が新しい状態で、昔の上司であるドミの姿もあった。 ドミはバンディにジャケットを差し出し、仕事に戻るように伝える。バンディはドミに、劇場の外観が廃墟のままであることを尋ねると、ドミはバンディに正面玄関から出て確認するように伝える。バンディが正面玄関から出ると、映画館は真新しい状態だった。
バンディはバイクの持ち主であるギャングに追われることになり、命からがら逃げ出し、 やむなく再び映画館の中に逃げ込んでいく。 劇場の中でドミに再会すると、彼はバンディに、 スクリーンのある扉を開けて入れば理想の生活ができる とそそのかし、その方がデウィとマルハンにとっても幸せだと伝える。
バンディは決断をしばらく考えるが、裏口から現実世界に戻っていく。しかし、家に戻ると、すでにデウィとマルハンの姿はなく、2人が隣町に引っ越したことを知らされる。 バンディはデウィの家を探し出すが、すでに3年が経過し、デウィは新しい夫アリフと再婚していた。 アリフはデウィが前に進んだと告げ、3人で幸せに暮らしていると告げる。
デウィが映画館があった場所に向かうと、そこは森に変わっていた。森の中に入ると、 石の上に立つクリーチャーが、特殊な音波で多くの人々を操っていた。 デウィはその中からバンディを見つけ出し、クリーチャーを攻撃してバンディを目覚めさせようとする。
ネタバレ感想・解説・考察第6話:催眠状態
あらすじとラスト2022年のジャカルタ。 アリ という男が電気技師の仕事の面接を受けるが、面接官はアリが 色覚異常 であることを知り、仕事を断る。
アリが意気消沈して家に帰ると、隣人の イワン から仕事に誘われる。アリの 妻ニンシー は、イワンが催眠術師で人を騙して金儲けしていることを知っており、イワンとは関わらないでほしいと伝える。アリはそれに同意し、妻と2人の子供 アユとヘンドラ と夕食を共にする。
翌日、アリは仕事を探し続けていたが見つからず、子供の学費も必要で途方に暮れていた。ATMの前で座っていると、 年配の女性デウィ がお金を下ろしていて、 アリは意を決して彼女に催眠術をかけて金を奪い、急いで逃げ帰っていく。
アリが汗まみれになって帰宅すると、家族は心配する。その夜アリが目覚めると、色が見え始め、家にある テレビが催眠術をかけるような渦巻く映像をループ再生している ことに気づく。
その1つにはデウィの姿があった。アリはデウィに家族を目を覚ましてほしいと懇願するが、彼女は笑い飛ばし、 目を覚ます必要があるのはアリ自身だと告げる。 次の瞬間、気がつくとアリは 時計塔の秒針 にしがみついていた。
その後、デウィはアリに、 特別な任務のために彼をテストしたと明かす。 アリがデウィの目的を尋ねると、 彼女はある人の指示で動き、選ばれし者たちと人類を守るための戦いに備えていると告げる。
ネタバレ感想・解説・考察「催眠術をかけたと思ってたら、自分がかけられていた」という内容ですが、 第5話のデウィが登場したのは驚きました。 デウィがラストで人類を守るための戦いに備えていると明かしたことで、オムニバスのようなバラバラのエピソードがつながる感じがして面白かった!前話で夫を亡くした後、クリーチャーと戦うことを決意したと勝手に想像して胸が熱くなりました。
ほかのエピソードでクリーチャーとの邂逅(戦う理由)があったのに対して、このエピソードは明確に アリの適性テスト であることがわかります。時系列がバラバラなジャカルタの話も繋がっていく感じがして、これは最終話の展開が楽しみすぎるぞ…。
第7話(最終話):私書箱
あらすじとラスト2024年のジャカルタ。ダイヤモンド鑑定士の ヴァルドヤ は、恋人の レンディ が務める税関で仕事をしていた。すると彼女の前に、 不審な女性 が立ち塞がり、「前にもあなたのような目を持つ人と会った。またすぐに会うことになる」と告げる。ヴァルドヤは混乱したまま税関を後にする。
その夜、ヴァルドヤとレンディは友人と夕食を共にする。 ヴァルドヤには、5年前に仕事の面接に出かけて行方不明となった姉のダラがいた。 ヴァルドヤは姉との写真を手に取り、思い出に浸っていると、額縁の裏にUSBがあることに気づく。そのファイルを確認すると、ダラが失踪前に送った求職メールを発見する。
ヴァルドヤはその情報を手がかりに、5年前の新聞の求人広告を見つけ、彼女が 私書箱No.888 に履歴書を送ったことを突き止める。ヴァルドヤが私書箱のある郵便局で尋ねると、郵便局員はNo.888の私書箱が40年前に、100年分の支払いを済ませて借りていることを明かす。さらに、数日前にヴァルドヤと同じようにその私書箱について問い合わせた人がいたことを告げる。
ヴァルドヤは問い合わせた人物の連絡先を教えてもらい、自宅に訪問すると、ナイフを突きつけられて疑われる。しかし、ヴァルドヤが失踪した姉を探していることを明かすと、 その女性は5年前に研究者の夫が同じ求人広告を見つけて面接に行き、面接から帰ってきた夫が脳を抜き取られて半身不随になったことを明かす。 その女性は、夫が一時的に言葉を発し、私書箱No.888を訴えたことで郵便局に問い合わせていた。
彼らがヴァルドヤの眼球を食べようとした瞬間、会場の扉が開き、 6人の男女(デウィ、パンジ、ラニア、アリ、ワイユ、税関にいた謎の女性)が現れる。 彼らは食人のクリーチャーたちと対峙し、戦い始める。
ヴァルドヤは謎の女性に助けられると、ワイユがテレパシーでヴァルドヤに、 彼らが地下都市アガルタに住むクリーチャーであり、世界征服を企んでいることを明かす。 自分たちが彼らに抵抗できる「抗体」であり、ワイユは一緒にクリーチャーを倒して人類を守るために戦ってほしいと頼む。 ヴァルドヤは意を決した表情で「ぶっ飛ばしてやる」と宣言し、同意する。
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