SANSUI AU-X1111MOS VINTAGE
アースを基準として動作するアンプは、アンプ出力とアース間でスピーカーをドライブするため、アースからのノイズや歪の影響を受けやすく、それが音質劣化をさせていました。 この問題を解決するために、アースを基準としないバランス回路を採用。この回路では、スピーカーの−側も+側と同じ条件で両方向からドライブするダブル・プッシュプルとなるため、ノイズや歪といった不要高周波成分がキャンセルされ、低歪率で優れた音像を実現しています。 さらに電源部からのノイズも混入せず、スピーカーからの逆起電力によるIHM(Interface Hum Modulation)の発生もありません。 またスピーカーのインピーダンス変化や位相変化にも対応しています。
接続されるデジタル機器に対するノイズ対策のため、ラインフィルターを挿入するのではなく、パワー段を含む信号回路から電源回路に至るまで一貫して、独自のバランス伝送方法を採用しています。 信号経路においては、+側と、−側をバランス伝送しているため、ハムやノイズ成分をキャンセルでき、、しかもアースは−側から分離されているため、ハムやノイズ成分の影響を受けなくなっています。 これにより聴感上のSN比や透明感が向上しています。
セパレートパワーアンプの思想を受け継いだツイン・モノラル・コンストラクションを採用。大型電源トランスを中心とする電源部を中央に置き、ヒートシンカーにマウントされたパワーアンプ部を左右対称に分離して配置しています。これにより、L/Rユニット間のクロストークや電源系の振動と音楽信号の干渉においても、効果的な改善が行われます。 さらに、マスターボリュームおよび左右それぞれのボリュームも完全に独立構造としています。 そして、ステージ間のシールド特性の向上を図り、信号の相互干渉を排除すると同時に、外部からのデジタル性電磁波ノイズ、磁気歪の影響を追放しています。
映像入力端子を装備、VTRを接続した場合には映像の切り換えやダビングにも対応しています。 映像信号の高周波成分が音質に悪影響を及ぼすという問題に対処するため、映像信号に関しては、シャーシ内の配線引き回しを一切行わず、リアパネルのピンジャック背面でICスイッチにより処理しています。 またIC用の電源もオーディオ系とは別のトランスから給電し、さらに単独のON/OFFスイッチを用意することにより、オーディオ信号と映像信号のクロスポイントを、物理的にも、電気的にも徹底分離しています。
機種の定格 型式 マスターインテグレーテッドアンプ 実効出力(10Hz~20kHz、両ch動作) 150W+150W(6Ω) 110W+110W(8Ω) ダイナミックパワー 320W+320W(2Ω) 240W+240W(4Ω) 190W+190W(6Ω) 全高調波歪率(10Hz~20kHz、実効出力時) 0.008%(8Ω) 混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1、SMPTE) 0.008%(8Ω) ダンピングファクター 200(8Ω) 周波数特性(1W) DC~300kHz(+0dB、-3dB) 入力感度/入力インピーダンス(1kHz) 1V(5kΩ) SN比(Aネットワーク) 115dB以上 エンベロープ歪 測定限界値以下 TIM歪(SAWTOOTH) 測定限界値以下 スルーレイト ±150V/μsec(8Ω) ライズタイム 0.5μsec ヘッドホン出力 400mW(33Ω) 負荷インピーダンス 4~16Ω 入力感度/入力インピーダンス(1kHz) Phono MM:2.0mV/47kΩ Tuner、CD、Tape Play 1、2、3、Line1、2:150mV/47kΩ 最大許容入力 Phono MM:200mV(1kHz) 出力電圧(1kHz) Tape Rec(PIN):150mV/47kΩ 出力インピーダンス(1kHz) Tape Rec(PIN):600Ω以上 SN比(Aネットワーク) Phono MM:88dB以上 Tuner、CD、Tape Play1、2、3、Line1、2:110dB以上 サブソニック・フィルター 16Hz(-3dB、6dB/oct) プレゼンス(Volume -40dB) +2dB(200Hz) オーディオ・ミューティング -20dB 定格消費電力(電気用品取締法) 350W 外形寸法 幅470x高さ178x奥行486mm 重量 35.1kg