. M改造 CONTAX G Biogon T* 21mm – Shige s hobby
M改造 CONTAX G Biogon T* 21mm – Shige s hobby
M改造 CONTAX G Biogon T* 21mm – Shige s hobby

M改造 CONTAX G Biogon T* 21mm

レンズ構成は下図仕様に示すとおりで、対称といえば対称型といえるレンズ構成をしており、後玉の潜り込み量は抑えられた形状をしている。しかし、レトロフォーカスタイプの広角レンズや一眼レフカメラ用広角レンズと比べると、後玉がセンサー表面に近いため、デジタルカメラの機種によっては、撮影画像の周辺部で紫色のカラーキャストが発生することがあり、青空などを撮影する顕著にそれがみられ、作例においてもLEICA M typ240の1枚目にカラーキャストが確認できる。

  1. 撮影結果をモノクロームで楽しむ
  2. カラーの場合は周辺部分を大胆に落とす
  3. キャストが目立たない色の被写体を選ぶ(青空は諦める)
  4. フィルムで撮影する
  5. カラーキャスト(色かぶり)の少ないカメラを選ぶ

このカラーキャストは同じ焦点距離21mmでも後玉がセンサー面から離れているレトロフォーカスタイプのエルマリート 21mm F2.8などはこのような現象は発生しないため、スーパーアンギュロン同様にライカ M9、M、M10などで使った限りでは少し使いづらいレンズだ。

実焦点距離は焦点距離21mmだが35mmフィルム判よりセンサーサイズが小さい、APS-Cサイズセンサーを搭載したEPSON R-D1は換算係数1.5倍して32mm相当、APS-Hサイズセンサーを搭載したLEICA M8は換算係数1.33倍して28mm相当となる。こちらで撮影すると問題となる周辺がカットされるため画像としては問題がなくなる。

APS-Cサイズセンサーを搭載したカメラでも、搭載しているセンサーによっては周辺部のカラーキャスト(色かぶり)が発生することがある。使用したカメラの中ではSONY α NEX-7、LEICA T typ701などは空を撮影するとシアン色にかぶることがある。

BIOGON G 28mm、PLANAR G 35mm、PLANAR G 45mmはいくつかのメーカーが改造レンズの提供をおこなっている、しかし、BIOGON G 21mm F2.8のMマウント改造はMs-optics以外では見たことが無い。

■中判センサー搭載ミラーレスカメラ

HASSELBLAD X2D-100Cは中判デジタルセンサーを搭載したミラーレスカメラで、センサーサイズは35mmフィルム判よりも大きく、35mmフィルム判にたいする焦点距離の換算係数は0.8倍となっており、イメージサークルが中判デジタルセンサーをカバーしていれば、17mm相当の超広角レンズとなる。しかし、残念ながらBIOGON G 21mm F2.8の イメージサークルは35mmフィルムサイズがが限界となり、中判デジタルセンサーの範囲をカバーしない。

下図右はもっとも外側が中判デジタルセンサーの撮影範囲で画像の周辺部はイメージサークルが足りないため黒く潰れている。赤線内側が35mmフィルムサイズ(36 x 24mm)の範囲となる。

この画像を見ると周辺部にカラーキャストが現れていないことがわかる。LEICA M-P typ240は場面によっては周辺部にカラーキャストが発生しシアン色が発生しモノクロにしなければ画像として使えないことがあるが、HASSELBLAD X2D-100Cのセンサーは本レンズを使用しても、カラーキャストを発生しない。これは一部の35mmフルフレームセンサーカメラよりも本レンズをカラーで使い易いと言える。

CONTAX G BIOGON 21mm +HASSELBLAD X2D-100C Photo exsample

3.まとめ

Mマウントに改造したBIOGON G 21mm F2.8をまとめると、Ms-OpticsにてGマウントの本レンズをMマウントに改造することによりレンジファインダーカメラの距離計と連動し、ピント位置を正確に合わせることができる。

仕様・考察など

ライカ製焦点距離21mmのレンズと比較すると、BIOGON G 21mm F2.8は後玉がフィルム面に近いことがわかる。この差がデジタルカメラでは画像周辺部でカラーキャスト(色かぶり)の発生原因となっている。

BIOGON 21mmは1996年発売で、1979年発売のELMARIT M 21mmの球面レンズ採用版と比べると、解像感はよく歪曲補正もよくできている。しかし、1997年発売の非球面レンズを採用したELMARIT M 21mm ASPH.と比べると解像度では劣り、補正については同等となっている。

項目BIOGON M改造ELMARIT M 21mmELMARIT M 21mm ASPH.焦点距離(mm)212121最大絞り2.82.82.8最小絞り222216絞り羽根788レンズ構成7群9枚6群8枚7群9枚最短撮影距離(m)0.70.7 (最初期0.4)0.7レンズ長(mm)35.546.546レンズ最大径(mm)596258フィルター径(mm)55E60E55重量(g)151290415(シルバー) 300(ブラック)フード円筒ネジ込み12543(旧・ピン) 12537(新・フック)12592 14041マウントライカ MMM製造年1996(Original G Version)19791997定価(¥/税別)Ms-optics––製造本数?13,9307,250

参考情報

  • WikipediaによるZeiss BIOGONの説明ページ
  • Zeiss Photography Historical Products(リンク先ページ中段にCONTAX Gレンズのデータシートあり)
  • CONTAX G1・Shige’s hobby コンテンツ
  • CONTAX G BIOGON 21mm・Shige’s hobby コンテンツ
  • LEICA ELMARIT M 21mm・Shige’s hobby コンテンツ
  • LEICA ELMARIT M 21mm ASPH.・Shige’s hobby コンテンツ

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更新記録

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