【簡単解説】MT(マニュアルトランスミッション)の仕組み
ドライブギアとスリーブが噛み合う時、シャフトの回転速度と歯車の回転速度の差が大きいと、スムーズに噛み合わず、変速操作が困難となる場合があります。そこで登場するのがシンクロメッシュ機構です。シンクロメッシュ機構の主な役割は、入力シャフトと共に回転するスリーブと、ギヤの間で摩擦力を作用させて、回転速度差を無くすことです。スリーブ側には、ギヤ※1との間で摩擦を発生させるシンクロナイザーリングという部品が取り付けられています。このシンクロナイザーリングは、スリーブと共に回転します。そしてこのリングを異なる速度で回転するギヤ※2に押し付け、摩擦接触させます。この摩擦力により、異なる速度で回転しているギヤとスリーブの回転速度が近づき、スムーズな変速を可能にします。
一般的なMT
一般的なMTでは前進が4~6段、後進が1段のギアを備えています。変速機の切り替えはシフトレバーで行われ、レバーを操作するとスリーブが移動して、変速が可能になります。この操作方法には直接操作するダイレクトコントロール式と、ケーブルでレバーの操作を伝えるリモートコントロール式があります。