. LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版 – OSAKANA TAROのメモ帳
LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版 – OSAKANA TAROのメモ帳
LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版 – OSAKANA TAROのメモ帳

LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版

LTO-5/LTO-6からは、メディアを2つの領域に分割して利用することが可能になった。 その機能を活かし、1本のテープメディアの中に、メディア内データの管理情報と、実データを分割して保存することを可能とした。 これにより、これまで実現出来なかった、1本のテープメディアだけで可搬性のあるファイルシステム構築、というものが可能となり、その実装として、LTFS(Linear Tape File System)というのがある。

LTFSのバージョン(フォーマット)

LTFSには、バージョンがいくつかあり、現状気にしなければならないのは、以下の5つ ・LTFS 1.0 ・LTFS 2.0 : ファイルインデックス関連で機能をいろいろ追加 ・LTFS 2.1 : 2012/05/18リリース。LTFS2.0+シンボリックリンク ・LTFS 2.2 : 2013/12/21リリース。管理情報の改良 ・LTFS 2.3 : 2016/03/08リリース。各ファイルのハッシュ情報とファイル名のエンコーディングを追加 (LTFS 2.3.1が2017/05/24にリリースされてますが、LTFS 2.3のバグ修正的なものなので、省略)

「LTFSのバージョン」と「LTFSソフトウェアのバージョン」は別物なので注意が必要。 たとえば、OracleのLTFSソフトウェアは「ver1.2.7」だが、「LTFS 2.2」に対応している。

LTFSソフトウェアの種類

Company Product Version LTFS Version LTO Generation Date tested Quantum Quantum Scalar LTFS Appliance 2.0.2 2.0.1 LTO5 & 6 9/11/13 HP HP StoreOpen Standalone 2.1.0 2.1.0 LTO5 & 6 9/11/13 IBM IBM Single Drive Version 1.3.0 2.1.0 LTO5 & 6 9/11/13 IBM IBM LTFS Library Edition V1R3 2.1.0 LTO5 & 6 10/2/13 Quantum Quantum LTFS 2.1.0 2.1.0 LTO5 & 6 11/29/13 HP HP StoreOpen Automation 1.2.0 2.0.1 LTO5 & 6 11/29/13 Spectra Logic Spectra Logic Black Pearl 1.1 2.2 LTO5 & 6 9/11/15 MT-Consulting NODEUM 1.1 2.1.0 LTO5 & 6 7/05/16

2015年にSpectra Logicが追加、2016年にMT-Consultingが追加されている以外、バージョンに動きがない。しかし、実際には各LTFSソフトウェアともにバージョンアップを行っている。 なお、LTFSソフトウェアのバージョンと、対応しているLTFSフォーマットのバージョンに直接の関連性は無いので注意が必要。

各ドライブメーカが出しているLTFSソフトウェアについて

IBMのLTFSは「IBM Spectrum Archive」という商品名になっている。 テープベンダのSpectra Logicとは関係がないようだ。

ソフトウェアの入手は、「Fix Central」にて「製品グループ:System Storage」-「Tape Systems」-「Tape drives and software」の下にある「IBM Spectrum Archive Single Drive Edition(SDE) (旧名:LTFS Single Drive Edition)」や「IBM Spectrum Archive Library Edition(LE)(旧名:LTFS Library Edition)」「IBM Spectrum Archive Enterprise Edition(EE)」を選択して行う。 なお、LEとEEの方はアップデータのみの配布で、元になるソフトウェアについては、IBMから別途入手する必要がある。 基本的には、Single Drive Edition(SDE)が、他の全てのLTFSソフトウェアの原型になっているもの・・・という感じである。

2018/01/04時点での最新は、 IBM Spectrum Archive Enterprise Edition: ver1.2.5.0(2017/11/02) LTO-8対応/LTFS2.2まで対応 IBM Spectrum Archive Library Edition : ver2.4.0.0(2017/10/10) LTO-8対応/LTFS2.4対応 IBM Spectrum Archive Single Drive Edition: ver2.4.0.0(2017/10/10) LTO-8対応/LTFS2.4対応

IBM的にはLTFS 2.3はエンコードのバグがあるので、それを修正したものをLTFS 2.4と称している模様。

分社化の影響で、LTFS関連はHP Enterpriseに移籍したが、関連リンクが更新されていないので、いろんなところでリンク切れが発生している。 以前は「http://www.hp.com/go/ltfs/」といういい感じのショートカットがあったが、StoreOpenというショートカットに変わってしまった。

ソフトウェアの入手は、単体ドライブ向けの「HP StoreOpen Standalone」も、チェンジャー向け「HP StoreOpen Automation」も上記のページの「Get drivers, software & firmware.」から行う。

2018/01/04時点での最新は、 HP StoreOpen Standalone : ver3.2.0(2017/02/06) LTO-7まで対応 HP StoreOpen Automation : ver3.1.0(2016/07/22) 規格としてのLTFSの対応バージョンについての明記が見当たらず。

2018/02/26追記 HP StoreOpen Standalone : ver3.3.0(2018/02/05) LTO-8まで対応 「Support for SNIA 2.4」という記載もあるのでLTFS2.4にも対応している模様

2014/06/09時点での最新は、 Linux/Mac : ver2.2.0(2015/12) LTO-7/LTFS2.2対応 Windows Model Bドライブ向け: ver3.0(2016/04) LTO-6以降という曖昧な記述のみ Windows Model Cドライブ向け: ver2.2.1(2014/10) LTO-7/LTFS2.2対応。おそらくLinux/Mac向けと同じベース

Linux版のReleasenoteには、Quantum LTOドライブのほか、IBM LTOドライブにも対応という記述がある。

・Quantum Scalar LTFS Appliance 公式:Scalar LTFSアプライアンス

LTFSを紹介するページはあるものの、LTFSを利用するソフトウェアに関するページが見当たらない。 また、バージョンもわからず。 BlackPearlというアプライアンスで、階層型ストレージとしてディスクとテープなどのストレージを組み合わせて使用する。

以前は「LTFS for Big Data」という扱いだったが、「Archive」にかえたようだ。

2018/01/04時点での最新は LTO-5/6向け: ver 3.0.0 LTO-7向け: ver 2.2.2

ページは英語表記だが、ドキュメントアイコンが日の丸になってるとおり、ダウンロードできるドキュメントは日本語化されている。 一部TANBERGカスタマイズが入っているようだが、基本的にはHP StoreOpen相当品。

IBM LTFS 2.2.0.2とHP LTFS 2.2.1を組み合わせ、Oracle/StorageTek用の設定を入れたもの。 Oracle LTOドライブ,IBM LTOドライブ,HP LTOドライブに対応している。

Resouceページで「LTFS For Dummies」という51ページのPDFを公開しているのが興味深い。 . For Dummiesは、アメリカで販売されているいろんな分野の初心者向け書籍シリーズ。「ダミー人形向けの」→「バカでも分かる」というものなんだけど・・・このLFS for Dummies、解説具合が微妙過ぎるなぁ・・・

LTFS関連のツール紹介

・LTOpers 公式: https://github.com/amiaopensource/ltopers LTFSを使いやすくするためのBASHスクリプトのフロントエンドプログラム Quantum LTFS 2.2向けで、Homebrewでインストールし、ということなので、MacOSX向けとして作られているようだが、スクリプトを読むと.linuxbrewディレクトリがあった場合の条件分岐があるので、Linuxでも使えそう。

“LTOテープをファイルシステムとして使うLTFSについて 2018/01/04版” への3件の返信

green より:

こんにちは。返信ぜひお願いします..HP store open standaloneはHP LTOのみ使用可能で、IBM single drive versionはIBM LTOのみ認識していることを理解しています.HP LTOとIBM LTO両方を認識して使用できるLTFS SWはありますか。ありがとうございします。

osakanataro より:

使ったわけではないので、はっきりとは言えませんがHP store open standaloneは、IBM single drive versionを元にしているので、IBMドライブでも動く可能性があります。

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