でんきメモ
電気室内の避雷器による事故事例 500kW未満のキュービクル内において避雷器を設置していた。 避雷器とKIPの接続部分が露出しており、そこに小動物が接触し、相間短絡。 PASがSO動作で停電、避雷器のがいし部分が焦げていた。 500kW未満でLA内蔵PASを使用しているのであれば、電気室内の避雷器は取り外しておいた方が良かった? 避雷器を取り外し、KIPケーブルの絶縁処理をしておけば短絡事故は発生しなかった。
PAS避雷器の計算例
Us:避雷器により抑制された対地電圧[kV] Ea:避雷器の制限電圧[kV] Ia:避雷器放電電流[kA] Ra:避雷器の接地抵抗[Ω] Up:避雷器がない場合の対地電圧[kV] Zp:電線のサージインピーダンス[Ω]
関係式 Us = Ea + IaRa = Up - (1/2)Zp×Ia ※避雷器は線路の中間点にあると仮定
Us = Ea + IaRa = 33 + 2.5 × 10 = 58[kV] Up = Us + (1/2)×IaZp = 58 + (1/2) × 2.5 × 400 = 558[kV]
PASと避雷器の単独接地と共用接地
共用接地 雷サージにより避雷器が放電するとPAS充電部と外箱間の電位差は避雷器の制限電圧となる。 このとき、単独接地のように接地抵抗の大きさには影響されない。 避雷器の制限電圧は33kV(JIS C 4608)、PASの耐電圧値は60kV(JIS C 4607) 避雷器が正常に動作すればPASは保護される。
単独接地 避雷器が放電すると避雷器接地点の電位= 制限電圧 + 接地抵抗×放電電流 PAS本体接地極には接地極間の電位干渉により電圧が移行する。 PAS充電部とPAS外箱間には制限電圧以上の電圧が加わる。 放電電流や接地抵抗の大きさによってはPASの耐サージ電圧を超える場合がある。 単独接地は共用接地に比べて避雷器の保護効果が低下する。
LA内蔵、PASにはあるがUGSにはない理由
PAS 高所に設置され雷の直撃や誘導雷を受けやすい 空気絶縁、開放型、雷サージの侵入経路が多い
UGS 地中に設置され雷の直接的な影響を受けにくい 配電線も地中ケーブルなので雷の被害が小さい ガス(SF₆)絶縁で密閉型
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