. Jeff Beck):孤高のギタリスト - エレキギター博士
Jeff Beck):孤高のギタリスト - エレキギター博士
Jeff Beck):孤高のギタリスト - エレキギター博士

ジェフ・ベック(Jeff Beck):孤高のギタリスト

メンバーチェンジが幾度も繰り返されましたが、主要メンバーはこのようなそうそうたる顔ぶれでした。 1971年には第2期「ジェフ・ベック・グループ」を結成します。この時のメンバーにはドラムスにコージー・パウエル氏(レインボー、ホワイトスネイク、ブラック・サバスなど)、キーボードにマックス・ミドルトン氏(名盤「Blow by Blow」に参加)がおり、すばらしく進化を遂げたサウンドで周囲を驚かせました。このバンドでも2枚のアルバムをリリースし、セカンドの方は全米15位と、まずまずのセールスを記録しています。

フュージョン・サウンドの先駆者(1975~)

Jeff Beck – Big Block (Live in Tokyo)

再びソロになったベック氏は1975年、名盤「ブロウ・バイ・ブロウ(Blow by Blow)」を発表します。当時では珍しい「全曲ギターインストゥルメンタル」アルバムでしたが、ロックやファンクのグルーヴにジャズ的なアプローチで演奏を展開していくサウンドで、「ロックとジャズの融合(フュージョン)」という新しい音楽を完成させました。本作は全米4位という大ヒットとなり、内容的にもジミー・ペイジ氏をして「ギタリストの教科書だ」と言わしめるほどのものでした。

ものすごい「完璧主義」 満を持して、孤高の存在へ

Jeff Beck – Hammerhead (Live in Tokyo)

ギタープレイの特徴

超多忙な右手 「一回弾いたらもう飽きる」

‘Cause We’ve Ended As Lovers Performance | Jeff Beck Guitar Lessons Michael Casswell Licklibrary 名演をかなり忠実に再現しているレッスン用動画。ジェフ・ベックモデルを使用しているあたり徹底していますが、ベック氏ご本人は早世した友人、テレマスターのロイ・ブキャナン氏を偲んでテレキャスター(HH配列のいわゆるテレギブ)で演奏しています。

スムーズな運指の秘密

Jeff Beck – Pork Pie (From “Performing This Week Live at Ronnie Scotts”)

ジェフ・ベックの使用機材

1954年製フェンダー・エスクワイア 1954年製レスポール改「オックスブラッド」 1959年製テレキャスター改「Tele-Gib(テレギブ)」 1960年代製フェンダー・ストラトキャスター Fender / Fender CS Jeff Beck Signature Stratocaster

Fender Stratocaster signature – Jeff Beck

  • アルダーボディ、メイプルネック(ウレタン塗装)、ローズ指板
  • ハイポジションの演奏性を高める「ヒールカット」採用
  • 22フレット仕様、ミディアムジャンボフレット採用
  • HOT Noiselessピックアップ(セラミック磁石を使用。高出力)
  • シュパーゼル社製ロック式ペグ「トリムロック」
  • LSRローラーナット
  • ステンレス製サドル&二点支持シンクロナイズド・トレモロユニット
  • カラーはホワイトとサーフグリーンの2色

ベーシックな現代版のストラトキャスターに高性能高出力のピックアップを備え、ペグ/ナット/ブリッジのセレクトでチューニングの安定度を最大限に高めた、ヴィンテージ・スタイルのヴィの字もない「現代仕様」のアレンジです。キャリアの長い大物ギタリストのシグネイチャーモデルで、これほど現代的な機能性を追求したものはなかなかありません。このギターを見るだけでも、ベック氏がどれほど前人未到の音楽を追求しているかがうかがわれます。

アンプ/エフェクター
  • オーバードライヴ:J.Rockett Audio Designs「Archer」(ながらくケンタウロスを使用していたが、そのケンタウロスを再現したこっちに乗り換えた)
  • フランジャー:MXR「Flanger」(「ベックのフランジャーはBOSS」という時代は長かったが、最近乗り換えた)
  • ワウペダル:SNARLING DOGS「WHINE-O-WAH」(ペダルが足の形をしている多機能ワウ。起動するとペダルに描かれた犬の両目が赤く光るものの、踏んでいるためそれを見ることができない)
  • レスリースピーカー・シミュレーター:Hughes & Kettner「Tube Rotosphere MK II」(スピーカーを物理的に回転させる「レスリースピーカー」の音を再現する)
  • リングモジュレーター:Maestro「Ring Modulator RM-1」(アルバム「ワイアード」以降愛用しているヴィンテージ・エフェクター。おかしな音になる)

Discography

Truth / Jeff Beck Gloup Blow By Blow / Jeff Beck 名盤 Wired / Jeff Beck 名盤

Jeff Beck – Led Boots (Jeff Beck: Performing This Week…Live at Ronnie Scott’s)

Jeff Beck with the Jan Hammer Group Live / Jeff Beck Jeff Beck’s Guitar Shop / Jeff Beck

「Guitar Shop」とは言いえて妙で、ギターという楽器の限界に挑んだかのような、ジャケットのイメージ通り、誰もが期待する通りのギターインストアルバムに仕上がったアルバム。「With T・ボジオ&T・ハイマス」とのクレジット通り、3人だけの研究室での“宅録”のような雰囲気がある作品です。密閉された空間で、トリオ編成という研ぎ澄まされた緊張感の中、攻撃的なフレーズを突き刺しまくる様は爽快ですらあります。

You Had It Coming / Jeff Beck Jeff / Jeff Beck

基本的には『Who Else!/フー・エルス!』(99年)、『You Had It Coming/ユー・ハッド・イット・カミング』の延長線上にあるテクノ3部作の第3弾。デジタルビートにジェフ・ベックのギターが鋭く切れ込むサウンドですが、それが本作で完成をみたと言えるかもしれません。プロデュースは前作でも担当していたアンディ・ライトに加えて、アポロ・フォー・フォーティ、ディーン・ガルシア、デイヴィッド・トーンといった新鋭のアーティスト達を迎え、より強力で音圧の高いサウンドに仕上がっています。

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