仁祖(インジョ) 第16代王
綾昌君は、綾陽(ヌンヤン)君(のちの仁祖)の実弟です。この兄弟がどういう血筋かというと、宣祖の寵愛を受けていた仁嬪金氏を祖母に持ちます。仁嬪金氏は、宣祖にも愛されていた信城(シンソン)君を、壬辰倭乱の際、避難先の義州で病により失っています。壬辰倭乱さえなければ、王位は信城君のものだった可能性もあります。当然のことながら、光海君の即位は、彼女たちにとっては不満だったわけです。それに加えて、定遠(チョンウォン)君の息子、綾昌君は、王の資質をもっているという評判の人物でした。
王位を追われる光海君3月13日の明け方のこと、反乱軍が光海君のいる昌德宮(チャンドックン)に突入、あっという間に宮殿を占拠してしまいます。綾陽君は、まず西宮の幽閉されている仁穆(インモク)大妃のもとに駆け付けます。大妃は、クーデターを喜び、光海君を廃位し綾陽君に王位を継がせるという教旨を下します。その理由について大妃は、「第一に先王(宣祖)を毒殺し、兄弟を殺して母(自分のこと)を幽閉した、第二に過度の土木工事で民衆に塗炭の苦しみを与え政を危うくした、第三に後金(のちの清)に投降した」とあげ、クーデター勢力に名分を与えたのです。
屈辱の王
三田渡(サンジョンド)の恥辱仁祖は、三田渡(サンジョンド)で、清の皇帝に対して臣下の礼を取らされます。さらに、昭顕(ソヒョン)世子と鳳林(ポンニム)大君らを人質として差し出すことになるのです。
息子も孫も殺した王 PREV 光海君(クァンヘグン) 第15代王 NEXT 孝宗(ヒョジョン) 第17代王 朝鮮王朝の政治と社会 PCでハングルを入力する方法 意外と簡単に設定できますよ! タグ 韓国時代劇の王様たちとその時代Copyright© 韓国時代劇の王様たちとその時代 , 2026 All Rights Reserved.