禁断のハッキング端末「Flipper Zero」、車両盗難に使われまくる
開発者たちが「マルチツール」デバイスと呼ぶこのアクセサリーは、「Flipper Zero」といいます。2020年に初めて登場して以来、遊び感覚で気軽にセキュリティテストができるペンテスト用ツールと見なされてきましたが、実はハッキングに使っているユーザーが多く、専門家たちには「悪用できてしまうのでは?」と言われ続けてきました。今回出てきた新しい報告では、その批判が「やっぱり」という結果になったのです。
カスタマイズしてグレーな商売
404 Mediaによると、レベルの低いハッカーたちがツールの機能を改造する自作ソフトを開発・販売しているデジタル地下市場で、Flipperが人気となっているそう。404は「Daniel」という名で活動するハッカーに取材。Danielは、Flipperを車の解錠デバイスに変えるパッチを売っているのです。
カスタマイズされたこのソフトは、暗号通貨で売買されていると報じられています。2つの料金体系があり、1つは600ドル(約8万8500円)で最新バージョンのソフトが手に入り、もう1つは1,000ドル(約14万7500円)で「今後のアップグレードとサポート」へのアクセスが含まれているとのこと。Danielは、自分でカスタムした商品をおよそ150人に販売したと語っています。「たぶんこれを使って車から物を盗んだり、車自体を盗んでいる人はいるかもしれない」とDanielは話しています。
Flipper社の見解は?
Flipperは、この件について自分たちの責任だとは考えていないようです。404に提出された声明の中で、Flipper社は「Flipper Zeroを使った盗難が公式に確認された事例は把握していない」と主張しています。さらに、
Flipperを禁止しようとしたカナダ
当時Flipperの開発者たちは、カナダの自動車盗難問題のハッカーの化け物として不当にスケープゴートにされていると反発。Flipper社のCOOのAlex Kulagin氏は、ネット上には車への侵入専用に売られている機器が他にもたくさんあると主張しました。開発者たちはまた、Flipperはずさんな企業のセキュリティ慣行を暴くのに役立っているとも訴えています。そして結果的に、カナダはこの禁止措置を撤回したという流れがありました。
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