DENON DCD-SA11
PCM信号の再生系にDCD-SA1で初めて搭載されたAdvanced AL24 Processingを搭載しています。 従来のAL24 Processingによる16bitから24bitへのデータ拡張に加え、性能・音質面を含めたアプローチによる独自開発のアルゴリズムによって時間軸上でのデータ補間とアップコンバート・サンプリングを行っており、オリジナルデータを損なうことなくよりきめ細かい自然な補間再生を実現しています。 回路には大容量演算処理デバイスを採用しています。これによりデータサンプルを広範囲にわたって取り込んで一段で処理を行うことができ、多段構成のデジタルフィルターなどに比べて演算精度に優れた信号補間が可能となっています。 フィルタリング動作もより適応性を広げ、パルシブな楽音データや高い周波数の連続音等に対しても可聴帯域外の周波数特性をコントロールし、最適なアルゴリズムによるフィルタリングを行います。これにより折り返しノイズや高域レスポンスの低下による悪影響を受けない最適なサウンド再生を実現しています。
メカニズム部にはDENONのオリジナルドライブメカを搭載しています。 このメカニズムの駆動モーターには高寿命ブラシレスモーターを採用しており、SACDの高速回転にも十分耐えられるようドライブモーターをターンテーブルの間近に配し、モーターシャフトを極めて短く設計しています。 さらに、ターンテーブルやピックアップメカベースの傾きなどの各々のバラつきを吸収するため、全数スキュー調整(傾き補正)を行い、最適なプレイアビリティを実現しています。 ローダーメカには異種素材で防振効果を高めたS.V.H.ローダーを採用しており、最適設計のメカベースフローティングと合わせて安定したデータ読み取りをサポートしています。
クロック回路にはDCD-SA1に迫るスペックを実現した高精度発振器を搭載しています。 発振器は回路ブロックがモジュール化しており、基板パターン等の影響を受けない安定した発振精度を得ています。 また、上級機同様にDACをマスターとして各デバイスへ供給する方法を採用しています。特にSACD再生で最も重要なクロック(DSDクロック)は分周生成後、スレーブのDSDデコーダに対して供給し、マスターであるDACには再度発振器の精度に補正して供給する手法で高精度を確保しています。これによりジッターの影響を抑えた再生を実現しています。
バランス出力ではホット側とコールド側ともに専用のD/Aコンバーターからの出力をダイレクトに受けたバランス構成となっています。 この方法では反転アンプによるバランス出力とは違ってホットとコールド間に音質差や遅延が生じず、ノイズや音質に有利な回路構成となっています。 アンバランス出力はバランス出力からの差動ドライブによって得ています。
徹底した防振対策が施されています。 底板4層、天板2層の平板構造を採用しており、面方向の共振を徹底して排除するとともに外部からのs引導も抑制しています。また、サイドパネルとリアパネルは2層構造として異種素材を組み合わせることで共振を抑制しています。 メインシャーシはウェイトバランスを考慮してメカニズムをセンターマウントにしており、さらにメインシャーシ全体に銅メッキを施すことで誘導雑音などの影響を軽減しています。
Pre Directモードを搭載しています。 この機能はディスプレイとデジタル出力をoffにするモードで、ディスプレイ駆動用とデジタルデータのパルス信号をOFFにすることでオーディオ信号への悪影響を排除しています。
機種の定格 型式 CD/SACDプレイヤー 信号方式 SACD:1ビットDSD CD:16ビット・リニアPCM サンプリング周波数 SACD:2.822MHz CD:44.1kHz チャンネル数 2チャンネル 周波数範囲 SACD:2Hz~100kHz CD:2Hz~20kHz 周波数特性 SACD:2Hz~50kHz -3dB CD:2Hz~20kHz SN比 SACD:113dB(可聴帯域) CD:119dB ダイナミックレンジ SACD:113dB(可聴帯域) CD:100dB 高調波歪率 SACD:0.0006%(1kHz、可聴帯域) CD:0.0017%(1kHz) ワウフラッター 測定限界以下 アナログ出力 Unbalance:2.0V/10kΩ Balance:2.0V/10kΩ デジタル出力 CDのみ Coaxial:0.5Vp-p/75Ω Optical:-15~-21dBm 発光波長:660nm 消費電力 22W 外形寸法 幅434x高さ138x奥行415mm 重量 19kg 付属 リモコン RC-997 オーディオコード ACコード