方丈記『安元の大火・大火とつじ風(予、ものの心を知れりしより〜)』わかりやすい現代語訳と解説
火(ほ)もとは、樋口富小路(ひぐちとみのこうぢ)とかや。舞人(まひびと)を宿せる仮屋より出で来たりけるとなん。吹き迷ふ風に、とかく移りゆくほどに、扇を広げたるがごとく末広になりぬ。遠き家は煙にむせび、近きあたりはひたすら炎を地に吹きつけたり。空には灰を吹きたてたれば、火の光に映じて、あまねく紅なる中に、風に堪へず、吹き切られたる炎、飛ぶがごとくして、 (※5)一、二町 を越えつつ移りゆく。その中の人、うつし心 (※6)あらんや 。あるいは煙にむせびて倒れ臥し、あるいは炎にまぐれてたちまちに死ぬ。あるいは身一つ辛うじてのがるるも、資財を取り出づるに及ばず。七珍万宝さながら灰燼となりにき。その費(つひ)え、いくそばくぞ。
■ 次ページ:品詞分解・単語と文法解説 ・方丈記『安元の大火・大火とつじ風(予、ものの心を知れりしより〜)』わかりやすい現代語訳と解説 『教科書 新編国語総合』 第一学習社 「教科書 高等学校 古典B」 第一学習社 佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 このテキストを評価してください。 閲覧数 457,958 pt 役に立った数 359 pt う〜ん数 64 pt マイリスト数 0 pt | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | マナペディア(manapedia)とは | ヘルプ | 利用規約 | プライバシーポリシー | お問い合わせ | サイトマップ | タグ一覧 | 広告掲載について | 運営会社情報 Copyright (C) 2012-2024 Wizshare Inc. All rights reserved.