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このテキストでは、(小倉)百人一首に収録されている歌「 わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 」の現代語訳・口語訳と解説(係り結び、掛詞、句切れの有無など)、歌が詠まれた背景や意味、そして品詞分解を記しています。この歌は、百人一首の他に、 古今和歌集 にも収録されています。
百人一首は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活動した公家・ 藤原定家 が選んだ和歌集です。100人の歌人の和歌を、1人につき1首ずつ選んで作られています。百人一首と言われれば一般的にこの和歌集のことを指し、 小倉百人一首 (おぐらひゃくにんいっしゅ)とも呼ばれます。
暗記に役立つ百人一首一覧わが庵は 都の (※1)たつみ (※2)しか (※3)ぞ住む 世を (※4)うぢ 山と 人はいふなり
わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり
この歌の詠み手は、平安時代の歌人 喜撰法師 (きせんほうし)です。現代に伝わる歌は2つのみと謎の多い人物ですが、六歌仙の一人として知られています。
主な技法・単語・文法解説 (※1)都のたつみ都は「平安京」、たつみ(巽)は「東南」の方角を指している。 (※2)しか「しか」の指す内容については様々な解釈があるが、ここでは「このように=心安らかに、のんびりと」の意で訳す。 (※3)ぞ住む「ぞ」(強意の係助詞)⇒「住む」(マ行四段活用「すむ」の連体形)が係り結び。 わ代名詞 が格助詞 庵ー は係助詞 都ー の格助詞 たつみー しか副詞 ぞ係助詞・係り結び 住むマ行四段活用「すむ」の連体形・係り結び 世ー を格助詞 うぢ山ー と格助詞 人ー は係助詞 いふハ行四段活用「いふ」の終止形 なり伝聞の助動詞「なり」の終止形