11月12日に発生したX5太陽フレアで「かつて見られたことのない観測史上最大の地磁気擾乱が記録」された模様。地上への影響は今のところ不明
・Geospace Ground Magnetic Perturbation Maps (ジオスペース地上磁気摂動マップ): NOAA のスペースウェザー宇宙天気予測センター(SWPC)によって提供される、これらのマップは、ミシガン大学の Geospace モデルからの出力を使用して、地球の地磁気擾乱(delta B)をグローバルに5度x5度のグリッドで示します。これらのマップは、電力グリッドオペレーターが地域的な擾乱の影響を評価するのに役立ちます。
・2025年11月11日の事象: 投稿された動画は、2025年11月11日の 21:45から 11月12日の 01:17までの地磁気擾乱の時系列を示しています。この期間中に、非常に強い太陽活動(おそらくコロナ質量放出(CME)や高速度太陽風(HSS)に関連)が地球の磁気圏に影響を与え、極めて大きな擾乱を引き起こしたようです。
分析
極めて強い擾乱の証拠:
・この動画のフレームは、delta B(地磁気擾乱の強度)が 400 nT(ナノテスラ)に達する地域を示しています。これは、通常の地磁気嵐よりもはるかに強い値です。NOAA のスペースウェザースケールでは、G5(極めて強い)嵐が 300 nT以上の地磁気擾乱を伴うと定義されていますが、このイベントはそれを超えています。
・特に、2025年11月12日の 00:23 から 00:47 にかけてのフレームでは、赤やオレンジの色が広範囲に及び、極めて強い擾乱が全球的に見られます。これは、通常の地磁気嵐では見られないほどの強度と範囲を示唆します。
結論
ステファン・バーンズ氏の主張は、2025年11月11日から12日にかけての地磁気嵐が、 以下の理由から Geospace モデルの運用履歴の中で類を見ないほどの強度と範囲を持っていたという文脈を示しています。
今後、地球に及ぼ影響については、今はまだ不明ですが、スペースウェザーや NASA などからそのうち発表があると思われます。
NOAA の地磁気嵐モニターを今見ましたら、現在「 G4 (上から 2番目)の嵐が観測されているようです。ただし、この地磁気嵐は今回のX 5.1 の太陽フレアとは関係ありません。今回の太陽フレアの CME (コロナ質量放出)が地球に到達するには、2日〜 3日かかりますので(進行速度によって異なります)この G4 の渦中に「さらに地磁気嵐の要因が加わる」ことになります。
日本時間11月12日正午過ぎまでの地磁気嵐の発生状況 swpc.noaa.gov
まだ CME の到達予測日時は発表されていないですが、11月14日ころには、G5 (最大)の磁気嵐となっても不思議ではなさそうです。
太陽フレアと大地震
2024年1月1日に発生した能登半島地震(マグニチュード7.6)の際も、地震発生の約 8時間前に太陽で X フレアが発生していました。
何か続報がありましたら、こちらか、あるいは NOFIA ブログなどでお伝えします。それと共に、あと 3、4日はさらなる強い太陽フレアが発生する可能性が高く、連続した場合、地上の磁気嵐がさらに強力になる可能性が高いです。
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