. 51歳で死去 ネオソウルを代表するアーティスト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
51歳で死去 ネオソウルを代表するアーティスト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
51歳で死去 ネオソウルを代表するアーティスト | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

ディアンジェロが51歳で死去 ネオソウルを代表するアーティスト

彼の3枚のソロアルバム『Brown Sugar』(1995年)、『Voodoo』(2000年)、『Black Messiah』(2014年)はいずれも批評家から絶賛され、ビルボード200チャートでトップ10入りを果たした(『Voodoo』は1位を獲得)。全米シングルチャートで最も高順位を記録したのは「Lady」だったが、彼の代表曲といえば、全裸のディアンジェロが一発撮りで歌うミュージックビデオが衝撃を与えた「Untitled (How Does It Feel)」だろう。

ディアンジェロは、キャリアを通じてグラミー賞に14回ノミネートされ4度受賞。そのうち2度は最優秀R&Bアルバム賞(『Voodoo』『Black Messiah』)で、さらに「Untitled (How Does It Feel)」で最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス賞、『Black Messiah』収録曲「Really Love」で最優秀R&Bソング賞を受賞した。

ディアンジェロは寡作ぶりでも知られているが、その圧倒的な魅力は完璧主義から生まれた。2000年のRolling Stone誌の取材で、彼の盟友クエストラヴは「もし俺が毎週“おやつ”を持って行かなかったら、2年早く完成してたかもな」と冗談を言っている。“おやつ”とは、彼らが制作中に観て研究したライブ映像やブートレグ音源のことだ。『Voodoo』と『Black Messiah』の間の14年間、ディアンジェロはエレキギターの習得に没頭し、その成果はアルバム全体に息づいている。

彼はしばしばレーベルとの確執、スランプ、そしてコカインとアルコール依存に悩まされた。2005年初頭には薬物所持で逮捕され、流出したマグショットが健康不安を呼んだ。同年後半、執行猶予付き有罪判決を受けた直後に交通事故で負傷している。長い沈黙を破って2014年に『Black Messiah』を発表したのち、2015年のRolling Stone誌インタビューで彼はこう語っている。「私生活で起きたクソみたいな出来事が、創作にいい影響を与えたことはない。でも、業界の変化もそれに輪をかけて厄介だった。音楽業界ってのは本当に狂ったゲームだよ。特に、俺みたいに“純粋に芸術のためにやってる”人間にとってはね。商業主義とのバランスを取るのは綱渡りみたいなもんだ。“信念を貫くこと”と“狂気”のあいだの線は、紙一重なんだ。

Translated by Rolling Stone Japan

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