映画「愚行録」ネタバレあらすじ解説・感想|3度の衝撃とバスシーンの意味
エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。殺害された夫・田向浩樹(小出恵介)の会社同僚の渡辺正人(眞島秀和)。 妻・友希恵(松本若菜)の大学同期であった宮村淳子(臼田あさ美)。 その淳子の恋人であった尾形孝之(中村倫也)。そして、大学時代の浩樹と付き合っていた稲村恵美(市川由衣)。
ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして、証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ――。
公式サイトより キャスト原作について
この映画の原作は、貫井徳郎氏のミステリー小説 「愚行録」 です。第135回直木賞候補作。
created by Rinker感想(ネタバレ有)
物語の軸は、この2つ。
- 田向一家惨殺事件の真相
- 育児放棄で逮捕された主人公の妹・光子の秘密
- 渡辺正人…殺された田向浩樹と同じ大学出身の同僚。
- 宮村淳子…殺された田向友希恵の大学時代の同級生。
- 尾形孝之…殺された田向友希恵の大学時代の恋人で、淳子の元彼。
- 稲村恵美…殺された田向浩樹の大学時代の恋人で、愛人。
わたし、この段階でちょっと引っかかったんですよね。なんで大学時代なんだろう? と。こういう場合、だいたい事件の直前に会っていた人の話を聞くもんでは? 仕事関係の人とか、ママ友とか、親族とか。
しかし!実はこの“大学時代”が重要な伏線でした!
愚かな人びと「愚行録」って、そういうことなのか……と、思っていたら。とんでもない“どんでん返し”が待っていました。
光子の過去逮捕された光子は精神鑑定を受けるため、精神科医の杉田にこれまでの壮絶な人生を語ります。
ここでついに、2つの物語が繋がります。光子が通っていた大学は、田向友希恵が通っていた大学でした。
衝撃①田中が取材を始めた理由でも、違うんですね。田中は、最初から田向一家を殺した犯人を知っていた。彼は、犯人に気づいた人間がいないか探し出し、口封じをするために取材を始めたのです。
衝撃②光子の告白光子は誰もいない部屋で、犯行の一部始終を語ります。
衝撃③田中と光子の秘密 ラストシーンの意味2人は、自分たちが犯した罪(愚行)がこの世から消えてくれたことに、安堵したのではないでしょうか。
映画の記事
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