「君微笑めば」When You’re Smilingの名演を聴く:ビリー・ホリディ、ルイ・アームストロングなど
そしてこの1938年(ホリディ23歳)の録音、伴奏陣がまた素晴らしい! Buck Clayton バック・クレイトン-(trumpet) Benny Morton ベニー・モートン-(trombone) Lester Young レスター・ヤング-(tenor sax) Teddy Wilson テディ・ウイルソン-(piano) Freddie Green フレディ・グリーン-(guitar) Walter Page ウォルター・ペイジ -(bass) Jo Jones ジョー・ジョーンズ-(drums)
ルイ・アームストロング Louis Armstrong
● ビリー・ホリディの決定的名演といえる歌を聞いたのですが、ここにもまた決定的名演がありました。ルイ・アームストロングです。 「歌」とそれに続く輝かしいトランペット・ソロ。 これを名唱・名演と呼ばない訳にはいきません。 歌とトランペットの両方に聞き惚れて下さい。
フランク・シナトラ Frank Sinatra
● 先の二人とは全然違います。 黒人であったホリディとアームストロングの歌や演奏にはその底に流れる「哀しみ」のようなものを感じないわけには行きませんでした。アート・ペッパー Art Pepper
● 音楽の底に流れる「哀しみ」のことを書きましたが、それならアート・ペッパーだって負けてはいません(?!) 一聴軽快に吹いているように聞こえるペッパーですが、この演奏の裏に「哀しみや苛立ち」を聴き取ったのは(私が知っている限りでは)村上春樹とドン・デマイケル(アメリカのジャズ評論家)の二人でした。 勿論、軽快なハッピーな演奏と聴いても構わないのです。 ただ、軽やかに聞こえる演奏の奥に見え隠れする哀しみまで感じ取ることができたら、ペッパーの演奏にそういう重層性を感じることができたら、より深い鑑賞ができますよね。
ユセフ・ラティーフ Yusef Lateef
筆者は、このスキンヘッドの回教徒のおっちゃんが何故か好きなのです。 聴きましょう。
● まるでロリンズのような豪快なテナー音で悠々と吹くラティーフですが、 この演奏に深さと奥行きとジャズのダイナミズムを与えているのは、 ドラムを叩いているエルヴィン・ジョーンズです。これを聴くとエルヴィンが他の誰とも違うドラマーであったことが分かります。 勿論ジョン・コルトレーンのカルテットでの演奏を聴けば分かるのですが。 ベースはハーマン・ライト。1961年録音。 いや、ラティーフの演奏も勿論素晴らしいのです。
リー・コニッツ Lee Konitz
2020年4月15日にリー・コニッツが亡くなりました。92歳ではありましたがCovid-19に感染していたと伝えられています。 またベース奏者のヘンリー・グライムスも奇しくも同日にやはり同ウィルス感染で亡くなったとの訃報です。
この二人が共演したアルバム〈Tranquility〉(1957年)からの When You’re Smiling をアップします。 コニッツ+ギタートリオという編成です。
ギターのビリー・バウアーが参加しているのも〈Subconscious Lee〉と同じで嬉しいことです。 クール・コニッツの面目躍如です。上のペッパーと重なる感じもあるのですが、新鮮です。1957年当時はもっと新鮮に響いたかもしれません。筆者はこの演奏大好きです。
Lee Kontiz- Alto Sax Billy Bauer- Guitar Henry Grimes- Bass Dave Bailey-Drumsまとめ
この曲に命を吹き込み、名曲として今に伝えたのは、たくさんの歌手や演奏家たちだったのでしょう。
★ Thanks a lot for visiting the site ,hoping you’ve enjoyed, see you again ★
共有:- クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X
- Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) Facebook
団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
前の記事 - Prev - 次の記事 - Next - 関連記事 - Related Posts - ジャズの名曲:You Don’t Know What Love Is (あなたは恋を知らない)の名演、名盤を探す 名曲シリーズ:虹の彼方に Over The Rainbow (ジャズ・バージョンを中心に) ジャズの名盤:ジャケットが素敵なアルバム ウェイン・ショーターというサックス奏者の真実ーー名盤・代表作はどれ? 最新記事 - New Posts - ブライアン・ウィルソン(ビーチボーイズ)が死んじゃいました ルーベン・ゴンザレスというプレイヤーを知っていますか?ブエナビスタソシアルクラブのピアニストです ジャズの名曲シリーズ:Fine And Mellow「ファイン・アンド・メロウ」 Sonny Clark ソニークラークという今も人気が高い夭折した名ピアニストの名盤を聴こう - Comments - コメントをキャンセルこのサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。
サイト内検索 今読まれている記事- おすすめのピアノジャズ:キース・ジャレットのアルバム20枚を選ぶ 【改訂版】 22件のビュー
- ジャズの名曲シリーズ【まとめ】スタンダード・ナンバーズ 曲名A~R 12件のビュー
- デヴィッド・サンボーンのベストアルバム厳選5枚! 12件のビュー
- 7/13のプレバト俳句、お題は「海と駅」コジルリはどんな句を詠む? 9件のビュー
- チャーリー・ヘイデンが率いた格調高いグループ「カルテット・ウエストQuartet West」の名盤を聴く 8件のビュー
- ハードバップ最強盤【厳選】BLUENOTEの3枚・デューク・ジョーダン、ケニー・ドリュー、ソニー・クラーク 8件のビュー
- 5/16のプレバト俳句は特待生昇格スペシャル:フルポン村上が名人10段に昇格! 8件のビュー
- プレバト俳句「金秋戦」決勝2023結果速報(10月12日放送) 優勝は森迫永依! 8件のビュー
- 9/27プレバト俳句は「金秋戦2018」お題は「郵便ポスト」名人特待生13人集合 7件のビュー
- Sway (スウェイ)を聴こう:もともとはラテンの曲「キエン・セラ」 7件のビュー
- ジャズの名盤セレクション・ベスト100(1~50)(スイング・ジャーナルのベスト100も併記) 107.9k件のビュー
- ビル・エバンスの名演・名盤を聴こう!ジャズに命を懸けた男が弾くピアノ(その1) 88.8k件のビュー
- ジャズの名盤:テナーサックス編(10人のテナー奏者)【改訂版】 75.7k件のビュー
- ジャズのベーシスト:厳選12人のベース奏者【まとめ】 71.8k件のビュー
- ジャズの名盤・アルトサックス編(9人のアルト奏者) 65.5k件のビュー
- オールディーズ・懐かしのアメリカンポップス30曲勝手にヒットパレード 61.8k件のビュー
- ジャズのドラム:厳選10人のドラマー 57.4k件のビュー
- おすすめのピアノジャズ:キース・ジャレットのアルバム20枚を選ぶ 【改訂版】 57.4k件のビュー
- ビル・エバンス:ピアノに命を賭けた男の名作、名演(中期・後期の名盤を探る) 38k件のビュー
- パット・メセニーの傑作アルバムはどれだ?ジャズギタリストとしてのメセニーに注目して 36.6k件のビュー
- 『プレバト』の俳句・夏井いつき先生の毒舌査定が大評判/芥川賞作家二人(西村賢太、羽田圭介)が出た’15年12月放送分 35.1k件のビュー
- スタン・ゲッツSTAN GETZ:白人テナーサックスの最高峰の傑作・名作CDアルバムを聴く 34.7k件のビュー
- セロニアス・モンクの名盤を聴く:何故その不思議な音楽が人の心に入り込むのか? 33.4k件のビュー
- フリージャズ【FREE JAZZ】とは何だ?=アヴァンギャルド・ジャズ=前衛ジャズを聴く 32.8k件のビュー
- 活躍が目立つ女性サックス奏者(海外2人、日本4人)キャンディ・ダルファーから矢野沙織、ユッコ・ミラーへ 32.5k件のビュー
- エレクトリック・マイルスを聴け!ベスト5を選ぶ・「ジャズの帝王と呼ばれた男」の音楽完結編 32.2k件のビュー
- ジャズのフルート奏者【まとめ】ハービー・マンなど 32k件のビュー
- ジャズ漫画『BLUE GIANT』主人公・大の楽器テナーサックス、練習方法など徹底解説 30.4k件のビュー
- 雨だからダイアナ・クラールを聴こう・過去の名作から新作Wallflowerまで 29.3k件のビュー
- 中洲ジャズ2017:その楽しみ方・注目の出演者は何時、どこのステージか? 29.2k件のビュー
- 5,032,092 アクセス
Copyright© ジャズの名盤 , 2018 All Rights Reserved.