藤井王将、今日も対局!(王将戦第一局2日目)
51手目の▲2四同飛という王手に対して、後手が△2三歩と歩を打つ応手はAIの最善手であり、人間的にも常識的な一手。ただ、これ以外の応手だと△2三金と金を上がって受ける手があり(AIでは次善手)、プロの公式戦でも1局だけ前例(2021年の▲梶浦・△広瀬戦)があるのですが、この前例では先手の梶浦さんが一方的に勝っています。しかし、後手の藤井聡太王将は45分の考慮の後、前例では後手が負けになっている△2三金をあえて選びました。
永瀬さんもこの「▲梶浦・△広瀬戦」は当然知っているはずで、後手が負けになった将棋をあえて選んだ藤井さんが「改善策」を捻り出したと見て、ここで持ち時間を小刻みに投入。前例の進行から「一工夫」入れた手順で対応しました。こんな感じで、「前例の将棋をめぐる駆け引き」が興味深い進行となりました。
で、AIの評価値では微差で永瀬九段がリードする中、66手目▲8六歩は藤井王将の反撃の一着。「ここからの王者の攻めを永瀬さんがどう受け切れるのか?」が2日目の見所で、解説の先生によれば、この攻めを振りほどくのはかなり大変なようです。
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