ボブ・ディランの名曲ベスト10
10. Knockin’ On Heaven’s Door (1973)
9. Visions Of Johanna (1966)
ボブ・ディランの7作目のアルバムで、最高傑作とされる場合もある「ブロンド・オン・ブロンド」に収録された曲で、邦題は「ジョアンナのヴィジョン」である。約7分33秒の楽曲の中で、周囲の状況がこと細かかつ詩的に表現されているのだが、最も重要なことは心が常にジョアンナという女性の幻影に支配されているということである。このジョアンナとは、ボブ・ディランと交流があったジョーン・バエズのことではないかといわれる場合も多いようである。「彼女はデリケート」というフレーズが歌詞にあるのだが、「she’s delicate」であって「she’s so delicate」ではない。
8. A Hard Rain’s A-Gonna Fall (1963)
7. All Along The Watchtower (1967)
6. Hurricane (1976)
5. The Times They Are A-Changing (1964)
4. Blowin’ In The Wind (1963)
3. Tangled Up In Blue (1975)
2. Subterranean Homesick Blues (1965)
1. Like A Rolling Stone (1965)
「How does it feel?(どんな気分だい?)」というフレーズがひじょうに印象的な、ボブ・ディランにとって最大のヒット曲にして代表作である。フォークからロックへの過渡期的な時期にリリースされたシングルでもあり、マイク・ブルームフィールドのエレクトリック・ギターとアル・クーパーのハモンドオルガンを導入することによって、いわゆるフォーク・ロック的なサウンドをとても良いかたちで実現することに成功している。フォーク・ファンからは商業主義への身売りであり裏切り行為であると批判もされたようだが、一般大衆はこれを支持したようで、全米シングル・チャートで最高2位を記録している。ちなみに、1位を阻んだのはビートルズ「ヘルプ!」であった。アンチ・エスタブリッシュ的なメッセージ・ソングの真骨頂とでもいうべきこの曲は、当初はボブ・ディランがあることに対する明確な憎しみを吐き出した長文の散文詩だったという。混迷の時代にこの曲が問いかけているテーマは、現在もまだ重いものであるように思える。
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