米スーパーボウル・ハーフタイムショー、歴代出演者の格付けチェック(2026年改訂版)
ちなみにこのとき、ジョン・ベルーシはすでに他界していた。だが、スーパーボウルがブルース・ブラザーズを復活させた。恐らく、1985年のシカゴ・ベアーズのメンバーを再結集して「Super Bowl Shuffle」を再演することができなかったのだろう。ダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン、ジム・ベルーシが、厚かましくもソロモン・バークやジェームス・ブラウンのソウル名曲にチャレンジした。ソウルの神様ご本人も登場したが、ジム・ベルーシよりもう少し長く映してもよかったのでは? 「Tush」でZZトップが救済に駆け付けたものの、時すでに遅し。手の施しようもなかった。
29位:マルーン5(2019年) Photo by Jeff Roberson/AP/Shutterstock
2019年、コリン・キャパニックのNFL追放を巡る騒動の真っ只中で、スーパーボウルに関わりたいという人間は誰もいなかった。カーディ・Bとリアーナはきっぱり出演拒否。NFLがなんとか引っ張り出すことができたのがアダム・レヴィーンだった。「みんなのためにギターを弾いてもいいかい?」と叫んだ時の彼ほど、ロックスターらしからぬ姿はないだろう。トラヴィス・スコットとビッグ・ボーイ、スポンジボブの友情出演にも関わらず、結果は散々。「Moves Like Jagger」でレヴィーンがタンクトップを脱ぎ捨て乳首を見せたときは、会場は残念な独身女性のパーティと化した。
28位:ザ・フー(2010年)
Photo by Kevin Mazur/WireImage
ピート・タウンゼントとロジャー・ダルトリーのいずれも、アメフトの試合を一度も見たことがなかった(NFLが参考として送ったハーフタイムショーのDVDも)。ザ・フーがこのショーの注目度や重要性を理解していなかったのも、それで説明がつくだろう。彼らは明らかに準備不足で舞台に上がり、たどたどしく名曲メドレーを披露した――あんな残念な状態で、生まれて初めて「Won’t Get Fooled Again」や「Baba O’ Riley」を聴いた子供たちのことを思うと可哀そうでならない。ダルトリーは、歌詞の通りソーホーの建物の出入り口で目覚めたばかりのような声で、やっとの思いでフーフー言いながら「Who Are You」を台無しにした。「シンガロング」の嘘くさい歓声も、まるで『となりのサインフェルド』の録音笑いのようだ。悲しいが、これが真実。そう簡単に自由にはなれないのだ。
27位:タニヤ・タッカー、クリント・ブラック、トラヴィス・トリット、ザ・ジャッズ(1994年)
Photo by George Rose/Getty Images
Translated by Akiko Kato, Rolling Stone Japan
PICK UPS
- Music Traveler 06 feat.岩田剛典 「旅の醍醐味はインプット」初のソロアジアツアーと思い出の旅
- Rolling Stone Japan / ツタロックフェス 採用情報 新規メンバーを募集します!詳細はバナーをクリック!